2017年10月14日
社会人として働き出したときをスタートに、年月を経るにしたがって自らを取り巻く環境も変わってきます。そんな変わっていく自らの環境に適した働き方をするためには、職場を替わるという選択肢も視野にいれなくてはなりません。
独身で働く場合、会社が提供してくれる福利厚生への加入は、比較的シンプルだといえます。健康保険にしろ、厚生年金年金加入にしろ、本人の登録だけで済むからです。けれど、年月を経て結婚することになり、扶養する家族ができたとき、その手続きがなかなかスムーズにいかない場合があります。
規模の小さな会社では、会社負担が増えることになるため、できるだけ独身者を雇用しようという傾向が見られます。一方、大きな企業なら大丈夫かといえば、人件費削減を行っているため、新たな会社負担が発生することを嫌うという意味では、同様の動きがあります。
会社の人事部に掛け合っても、なかなかよい返事がもらえない場合、転職も視野に入れる事態になります。
最初から扶養する家族がいるということをわかった上で、採用してくれるところを探せば、将来的に子どもが生まれて家族が増えても、対応してくれる可能性が高いといえます。転職することには大きな決断が伴いますが、薬剤師という国家資格をもっているのであれば、むしろ会社に掛け合って何とかしてもらうための時間を、新しい職場探しに使った方が建設的かもしれません。
依然、売り手市場だけあって求人数は多い状況に変わりはないからです。男性となれば、責任者としての仕事を任せることができますし、定められた就業時間はもちろん、残業もしてもらえる可能性が高くなることから、家族も含めて面倒を見てくれる会社が見つかるはずです。
扶養すべき家族は、妻や子供に限りません。将来的には年老いた親の面倒を見ることになるかもしれませんが、その一方で、子供は成長すれば自立しますので、家族のうち誰を養っていくかは、年月の経過とともに変わります。
その時々で、きちんと対応してくれるかどうかは、求人募集に応募する際に、しっかり確認しておくことが大事です。福利厚生の一環としてしっかり対応するという返事をもらえたら、なかなか対応してくれない今の会社から転職する、大きな理由になりえます。
薬剤師の求人募集はまだまだ数多くありますので、自分を取り巻く環境の変化に応じて職場を替えることは、比較的容易だと考えられます。