森下の万能薬剤師の転職リポート

2017年02月22日

MRの仕事に就くメリット・デメリット

薬剤師の資格をお持ちの方が転職先に製薬会社のMRを希望される事が有ります。しかしMRとは聞きなれない言葉ですがどのようなお仕事内容になり、そちらになるメリットやデメリットはどう言った事にあるのでしょうか。

MRと呼ばれる方の仕事内容について

MRとはMedical Representativesの略称になりまして日本では医療情報担当者と呼ばれています。仕事の内容としましては自社で作っている医薬品を正しく使用して頂く為の情報提供、薬を服用した事によって起こる効果や副作用の情報集めや、自社で作っている医薬品の宣伝や販売・営業活動も行います。

この様にMRは医薬品の情報提供や効果・副作用の情報を集める仕事をするので、今まで薬剤師として仕事をされて来た方はその知識や経験を生かせる職場になっています。またMRの仕事をされている方の平均年収は680万程度と言われており、月収45−50万円ほどが相場になっています。

大手企業の場合は年収が750-1000万と言う事も有るようです。

この仕事に就くメリットはどんな事にあるの

やはり給与のメリットが大きいように思います。調剤薬局やドラッグストアよりもMRの方の方が平均年収が高くなっています。また今までの経験を生かして病院やクリニックなどで医師や看護師の方の信頼を得る事が出来ますと、さらに高年収につながるお仕事になります。

製薬会社の勤務になりますので週休2日になりお休みは土日になり、年末年始・お盆休暇などもゆっくりと取れるようになります。その為今まで以上にプライベートを充実させて更に仕事にメリハリをつける事が出来ます。その他にも育児休暇・介護休暇が取りやすくなっていますし、退職金制度が設けられているなど福利厚生の面でも様々なメリットが存在しています。

しかしデメリットも存在しています

確かに今までやってきた知識は生かせますがMRになる為に必ず薬剤師の資格がいるわけではありません。事実MRとして活躍されている方の中には経験や資格がない方もおられますが、MRになる為にはMR認定試験に合格する必要がありますので資格が無駄ではない面はございます。

また今まで調剤業務や服用指導業務をされて来た方がこれからはその業務を行わなくなる為、これまでのスキルが衰えてしまいます。もうMRから調剤薬局などに帰らないと決めている方はいいのですが、もう一度調剤薬局などに帰られる方は再転職によって再度スキルを磨く必要が出てきます。

MRの仕事内容に営業がございまして、営業職と言うのは向いていない方には大変大きなストレスになってしまう事も多くございます。

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