2017年09月24日
薬剤師は、景気に左右されない医療業界の専門職である点や、女性が長く安定して働くことができる仕事として高校生に人気の職業の1つです。ここでは、なり方や就職事情を見ていきます。なるためには、まず6年制の薬剤師養成課程をもつ薬学部や薬科大学に入学する必要があります。
6年間にかかる学費は国公立大学では、350万円程度ですが、私立大学では1200万円以上かかるところもあるようです。大学では、有機化学や薬剤学などを学びます。座学の授業だけでなく、調剤薬局での実習の授業もあります。
6年間の課程を修了して国家試験の受験資格を得て、国家試験に合格すれば、晴れて薬剤師の国家資格を得ることができます。国家試験は2日かけて行なわれ、合格率はその年によって異なりますが、80〜60%と言われています。
主な就職先として、調剤薬局やドラッグストア、民間の製薬会社や大学の研究機関がありますが、中には麻薬取締官として働く人もいます。この仕事は女性の比率が高いこともあり、育児休暇などの福利厚生が充実している大手の調剤薬局やドラッグストアも少なくありません。
また、結婚や出産を機に仕事を離れたとしても、パートとして働く人も多いです。パートとして働いても、時給が1800〜3000円と一般のパートの仕事よりも高いため安定した収入で働くことが可能です。またスキルアップや待遇の良い職場を求めて転職する人も多いようです。
転職にあたっては、求人も多く転職はしやすいといいます。特に、大手のドラッグストアは給料がよいため、人気があるようです。しかし、大手のドラックストアは年中無休で24時間営業である所も少なくありません。他にも、年収をアップさせるために製薬会社のMRに転向する人います。
MRは成果主義の仕事でノルマが厳しいことで知られていますが、しっかりと成果を出すことができればそれに見合った年収を得ることができる仕事です。中には、年収が1000万円以上というMRもいるようです。