森下の万能薬剤師の転職リポート
2017年09月26日
プロのスポーツ選手にとってドーピングは選手生命に関わります。しかしながら、ドーピングは一般の風邪薬や栄養ドリンクなども原因となることがあります。そのため、プロのスポーツ選手や指導者への薬に関する情報提供や啓発活動、またはスポーツ愛好家の健康管理までを行うために生まれたのがスポーツファーマシストです。
薬剤師にとって役立つ資格の一つでもあり、スポーツが好きな薬剤師にとってはまさに適職とも言えるでしょう。この資格の取得方法ですが、薬剤師免許を持っていて決められた条件をクリアすれば、誰でもスポーツファーマシストの資格を取得することができます。
具体的には、基礎講習会と実務講習会の両方を受講して知識到達度確認試験を受けます。一定以上の成績を修めた者は、公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構から認定証を授与され、スポーツファーマシストとなることができます。
また、毎年都道府県が開催する実務講習会を受講する必要があります。プロのスポーツ選手だけでなく、学校教育の中で正しい薬の使い方を教えたり、運動をする中高年のケアを行うなど薬と健康の在り方を身近な場所からアドバイスできる専門家としての期待も近年では高まっています。
キャリアアップとして、または転職の際に選択肢を広げるためにも資格取得は良い方法と言えるでしょう。
