森下の万能薬剤師の転職リポート

2017年08月03日

薬物犯罪に立ち向かうやりがいのあるお仕事です

麻薬取締官とは、薬物の取り締まりや医療機関が適切な麻薬の取り扱いをしているかなど管理するお仕事です。正義感のある人に向いているとてもやりがいのある仕事ですが、採用は狭き門です。どのようにして就職するのでしょうか。

就職するルートは二通りあります

まず、就職するためにはルートが二通りあります。大学の法学部などで法律の知識などを学んだあと、国家公務員試験一般職試験に合格して、採用されるルートと、大学の薬学部で学んで、薬剤師国家試験に合格して採用されるルートです。

そのどちらのルートとも、採用面接に応募して優秀な成績を収めた場合にのみ、就職できます。そもそも全国で麻薬取締官は260名が定員となっているので採用される数もわずかです。有資格者の採用は、欠員が出たときのみに行われるので、採用されるのは難関中の難関です。

絶対になりたいという確固たる意志をもって、採用面接に臨みましょう。有資格者は29歳まで採用面接を受けることが出来ますので、働きながら転職を目指す方法もあります。

向いている人はどのようなタイプでしょう

取締官の約半数は薬剤師で、覚せい剤取締法など薬物五法と呼ばれる法律に違反する罪を追求するため、薬物と法律に関する専門知識が必要な難しいお仕事です。厚生労働所の指揮監督のもと、特別司法警察官として権限を与えられているため、逮捕や武器の所持も認められています。

刑事と同様に取り締まりや尾行なども行いますので、体力勝負です。体力がある人に向いている職業と言えます。また、海外から密輸入されることがある薬物ですので、外国人と折衝する機会もありますので、語学力も必要です。

また、定員が決められており一人ひとりの仕事量は多く、多忙を極めます。正義感が強く、絶対に犯罪を許さないと考えられる方のみ務まる職業と言えます。

どのような仕事をしているのでしょうか

その仕事内容は多岐にわたります。通報による捜査や、インターネットなどによる情報収集を行い犯罪に関する情報から、薬物違反の操作をします。海外から密輸入される薬物を国内に流通させないように未然に防いだり、薬物使用者の逮捕なども行います。

毛髪などから薬物反応をチェックする鑑定をするのも麻薬取締官の仕事です。また、麻薬は医療機関で使用することが認められているものもあり、不正に横流しが行われていないかなど管理し、医療機関などに立ち入り検査を行うこともあります。

違法薬物は人の人格を変えてしまう恐ろしいものです、違法薬物のない社会を実現するために働くとてもやりがいのある仕事内容です。

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