森下の万能薬剤師の転職リポート

2017年07月31日

新しい環境と前の環境への整理も大事

薬剤師として活躍してきたものの、他への職を変える時には円満退職が理想的です。最後の去る瞬間まで妥協することなく、社会人としてのマナーとして締める部分はしっかり締めるなど、役目を果たすことは年代や職務歴問わず大事です。

退職の旨を担当者に伝えることは必須

他の業種・職種へ転職する際、大事なことは退職の意思を人事担当へ伝えることですが、退職の意思はオブラードに包んで伝えます。たとえ現在の勤務先に不満を持っていたとしても、退職理由は一身上の都合が理想的です。

医療チームで活躍していた場合には、より一層の経験を積みたいなどの波風を立てずに、将来性を伝えることもポイントです。中には、勤務条件を考慮してくれるなど、迷いが出る条件で引き止めに合うケースも少なからずありますが、何に不服だったのかを再度整理することが肝心で、円満退職に結び付けます。

また、流れとしてはカルテの構造上、毎日引き継ぎ業務が行われているため、引継書を作成することは少ないものの、医局に関与していた際は、後輩への引き継ぎも行っておきます。

失敗しないための職場探しのポイント

入職を決める前に、雰囲気などを含めた見学を行っておくのは大事で、一緒に働く薬剤師・調剤事務管理士などと話したり、職場環境を自分の目で確認したいのは当然の権利です。ですが、採用決定権のある面接官が対応するパターンが多く、実際に就業前に、職員と会話ができる機会は少ないのが現状です。

可能な限り、事前見学を歓迎している職場探しがポイントで、就業後のイメージ掴みで失敗することなく、新しい一歩を踏み出すことに繋がります。その際、退職に関して、病院のチーム医療で活躍していた場合、外来窓口や病棟、院内で迷惑をかけないためにも、退職日は勤務先と円満に決めることが望ましいと言われています。

円満に事を運ぶことも大事なポイント

知識も経験も豊富で、引き止めに合う人材であるならば、半年前から遅くとも3ヶ月前までに退職の旨を伝えておきます。施設によって異なりますが、退職届の提出は必要ですが、書式を一定していることもあるので確認は必須です。

円満退職には挨拶も大事で、お世話になった職員に一言声をかけて去りますが、専門職でもあるため、勤務体制によっては交代制でなかなか会う機会がない職員もいます。

縁がある方も含め、早めに挨拶をしておきますが、次の職については他言せず、さらに患者への対応も時と場合により配慮が必要で、精神疾患の方などには後々、周りから知らせてもらうなど、独りよがりにならない最後を締めくくることも大事です。

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