森下の万能薬剤師の転職リポート

2017年07月15日

薬のスペシャリストは理想に合わせて仕事が選べる

薬のスペシャリストは自分の理想に合わせてさまざまな業種を選ぶことができる希少な資格だと言えます。自分がやりたい業務があれば、それをメインにできる職場を自由に選べることも、この職業の大きな魅力と言えますね。

調剤薬局での薬のスペシャリストの主な業務

薬剤師が実際に働く現場として一番多いのは、なんと言いましても調剤薬局ですね。こうした調剤薬局での仕事は、調剤業務を始め、服薬指導、そして薬歴管理という業務が主になります。調剤業務というのは、これはもう多くの方が知っていると思いますが、病気や怪我をされた患者さんのために、病院やクリニックなどの医療機関で医師が定めた処方箋に基づいて薬を調剤する業務です。

薬のスペシャリストの仕事と言えば、この調剤業務が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。また、服薬指導というものは、患者にその薬の服用方法や効能、保管方法、副作用などを説明したり、さまざまな薬の情報を提供する業務です。

そして、薬歴管理というのは、患者さんの薬の服用履歴などをしっかりと管理する業務となります。

ドラッグストアで活躍する薬のスペシャリスト

調剤薬局の他にも薬剤師が活躍できる職場はあります。その一つがドラッグストアです。今やこのようなドラッグストアは町のあちこちに店舗を構え、あらゆる商品を扱っていますから、そこで働くスタッフもかなりの人数が必要になります。

ドラッグストアというのですから、あたりまえですがここでは医薬品をメインにして販売を行っているわけです。そうした医薬品の中には第一種医薬品というものもあり、これを扱うことができるのは資格を持った薬のスペシャリストだけなのです。

ですから当然のこと、企業は資格取得者を必要としているのですが、なかなか人材不足は解消されていないのが現状なのですね。転職してこの方面へ行く人も少なくありません。

新薬の研究開発に携わる薬のスペシャリスト

これまで述べてきたような調剤薬局やドラッグストアで薬剤師として働く人はけっこう多いですが、ちょっと違った業種で活躍している薬のスペシャリストもいます。たとえば、新薬の研究開発に携わるような人たちですね。

製薬会社に就職する人もいます。また、製薬会社の研究分野では行えないような治験や臨床開発などを請け負う企業で働く人も多くいますね。これらで活躍している薬のスペシャリストたちは、その多くは大学院出で博士号を取得している方たちです。

かなり狭き門だと言われていますが、絶対に不可能だということはありません。たとえば、治験を行う際に必要な臨床開発モニターや治験コーディネーターなどの仕事もあります。

どちらも新薬の研究開発には不可欠なものです。

アーカイブ