森下の万能薬剤師の転職リポート

2017年07月04日

勤務する場所によって業務内容が大きく異なる

薬剤師とは、簡単に言えば患者さんのためンいお薬を調合して提供するのが主な仕事ですが、それ以外にもいろいろな仕事があって、思っているよりも肉体労働的な部分も多く大変な仕事です。実は同じ薬剤師でも勤務する場所によって職種が違います。転職をする際には転職先の業務内容をよく確認しましょう。

薬局とドラッグストアでの仕事について

一般的なイメージに近い仕事が出来るのが薬局やドラッグストアでの仕事です。主な仕事内容としては、病院から提出された処方箋をチェックし、処方箋通りに薬を準備します。

また、薬を渡す際には患者阿讃に詳しい服用の方法と、副作用についての説明を必ずしなければいけません。また、薬局ではお薬手帳の提示をされますが、これはお薬手帳によって過去にどんな薬を飲んでいるか、また常備薬は無いかをチェックしています。

このチェックをすることで、今回出したお薬が安全に服用できるかの確認もしているのです。ドラッグストアの場合はお薬に関する仕事だけではなく、そのほかの商品の品出しなども業務に含まれます。給料はドラッグストアで働く方が比較的高いです。

病因での勤務は臨床治験に携われる

次に病院で調薬をする人の場合ですが、基本的な業務としてはドラッグストアや街中にある薬局とそれほど変わりありません。入院している患者さん毎に薬を跳躍するのが主な業務ですが、病院で勤務する方が扱う薬の種類は多岐にわたるので豊富な知識が必要です。

給料に関してもはじめのうちは薬局やドラッグストアとそれほど変わらないですが、長く勤務していれば年収が600万円を超える場合もあります。病因で調薬勤務をしていると、ドラッグストアや街中の薬局では経験できない業務を体験できます。

それは臨床です。臨床というのは今までになかった新しい薬を開発するための業務で、主に治験が適切に行われているかをチェックしたり、新しい薬の品質が適正化のチェックをおこなったりします。

花形である新しい薬を開発する仕事

最後にもう一つ薬に関する大事なお仕事があります。それは薬を調合するお仕事ではなく、薬を製造するお仕事です。これも薬剤師の大切な職種の一つです。既に開発している薬を製造することも製薬会社の大切な仕事ですが、それ以上に大切なのが、臨床などで使用したりするための新しい薬の開発、つまり創薬です。

新しい薬を開発するというのは製薬会社の生命線ともいえる大切な仕事ですが、実際に商品化されるまではたくさんの臨床実験や研究が必要なためとても膨大な時間が必要です。そのため、創薬に携わるためには大学院で勉強するような高度な知識が必要になってきます。

給料は先に挙げた二つよりも場合によっては高くなりますが、本人の努力と会社からの評価次第です。

アーカイブ