森下の万能薬剤師の転職リポート

2017年07月02日

都会よりも地方で働くことの意味

現在の日本では、地方よりも都会にどうしても人が密集してしまいます。これは都会の方が給料面などの労働条件が良いからなのかもしれませんが、こうなると地方では肝心な人材がどんどん失われていき、徐々に過疎化が進んでいってしまうかもしれません。

地方の空洞化がどんどん進んでいる現在の日本

現在の日本には多くの社会人がいて、それぞれの仕事に就いて一生懸命働いています。仕事の内容や待遇などは十人十色ですが、月々の給料を得て自分たちの生活をより豊かにするために、日々汗を垂らしながら真剣に取り組んでいるのではないでしょうか。

しかし今の時代働く人々の数が、どうしても香川県高松市のような地方より都会に集中してしまう傾向が目立ちます。これは働き口の豊富さや給料面の違い、公共の交通機関による通勤の便利さなどが理由に挙げられます。

もちろん働く場所がたくさんあればいろいろな仕事に就くチャンスが広がりますし、仕事で成功できる可能性も高まるかもしれません。しかしこうなると地方では働く人の数がどんどん減っていってしまい、やがて過疎化してしまう恐れも出てくるでしょう。

薬剤を扱う仕事でも見られる傾向

この厄介な傾向は、薬剤師の仕事でも見られます。この仕事は日本全国にある薬局やドラッグストアなどで様々な薬を扱うエキスパートであり、定期的に訪れる患者の方々のために最適な薬剤を提供するという、非常に責任のある仕事です。

これからの時代は特に少子高齢化が進むことが確実なので、店舗を訪れる高齢者の数もどんどん増えていきます。年配の方々の体へ負担をかけずに効果の高い薬剤を提供しなければならないため、もはや必要不可欠な存在でしょう。

そこでこの職業に就く人が都会に集中してしまうと、お年寄りが必要とする各種薬を受け取れない状況に陥ってしまいます。地方を助けるためにも各企業や国は薬剤師に対し、なるべく都会以外で働きやすい環境を整える必要があるのではないでしょうか。

地方で働いてもらうには転職サイトを賢く使うべし

例えば地方で働く薬剤師には昇給やボーナス、通勤手当や残業手当の支給などをより積極的に支援するなど、しっかりとした体制を整えると良いかもしれません。お年寄りはもちろん若者が薬剤で病気を治療したり緩和できる体制が整えば病に苦しむ人が減って、後に地方活性化にもつながってくれるでしょう。

また転職サイトに積極的に地方の薬局やドラッグストアの情報を掲載し、多くの方々に応募してもらえるような環境を整備することも大事です。良い条件を提示すればきっと多くの方々から注目されますし、そこからまた多くの方々に情報が拡散されます。

良い労働条件をあらかじめ指定しておけば、その後地域が少しずつ活性化し、より多くの利益を得られるチャンスも広がるでしょう。各関係機関は、ぜひ真剣に検討してみると良いのではないでしょうか。

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