森下の万能薬剤師の転職リポート

2017年06月27日

薬の調剤をやる職種は管理に回ると大変です

薬の調剤をする仕事は調剤さえしていたらいいから気楽だなあと考えがちですが、男性の場合はそうではなくなる場合が多いわけです。と言うのは調剤薬局に勤めた場合、最初は薬の調剤だけをやっておけばいいですが、いずれ管理の仕事をしないといけなくなります。

管理に回るとサービス残業が増えざるをえません。

調剤薬局の大手は日本全国に薬局を持っていますから、男性の場合はまず転勤が多いです。元々薬剤師は女性が多い職種ですからその中に男が混じると面倒なことは男がやると言う雰囲気になるわけです。したがって転勤は男が多くなるわけで、これで悩む人がかなりいます。

次に来るのが管理職であり、まずはその薬局の管理から始まりエリアの管理を任せられるようになりさらには地方エリアの管理へと上がっていくことになります。管理になると人が休むとなると調整が必要になりますが、調整がつかない場合は自分が出ないといけなくなるわけで、休みが減ってしまうわけです。

その結果男は転職を考えてもっと気楽な仕事がしたいと考えるようになる傾向があります。

女子の人は結婚をすると離職する人が多いです

女子に管理の仕事を任せにくいのは女子は結婚をすると離職する人が多いことがあります。また、結婚をして辞めない場合でも子供の養育の関係で転勤ができにくい部分があるわけです。したがって女子は長いこといても薬の調剤だけをやっていると言うことが可能になります。

この部分だけの仕事なら気楽な気持ちで仕事ができるので割合続くのですが、管理職になるとそうはいかなくなるわけです。結局男は結婚とは関係がなく管理になりその責任の多さで辞めると言う感じになりがちです。薬剤師で気楽な仕事と言うことになると病院勤めが気楽ではないかと思われます。

ノルマがあるわけではなく病院内の調剤だけをやっていればいいわけであり、管理をすると言ってもその病院内だけですから、それほど負担になりません。

会社を志望した時はそんなことが分からないわけです

調剤薬局を男が志望した場合、将来的にはそんな立場になることが想像できないわけです。そして実際にその状態になって大変過ぎて辞めると言う感じになるわけです。病院勤めは給料的には薬剤師さんの仕事としては安い方になりますが、気楽であると言う点ではこれが一番ではないかと思われます。

給料はいいが大変な辛さを味わうか、給料は安いけど気楽な方を選ぶかの選択になると思われます。転職を考えるなら30歳ぐらいまでがいいわけで、それ以上の年齢になると次の仕事が見つからず職場を変わることが出来ないと言う問題が出てきます。

この仕事は将来にわたって続けることが出来ないと感じたらなるべく早い目に辞めて自分のニーズにあう会社へ転職をする方が心のケア面においていいと思われます。

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