森下の万能薬剤師の転職リポート

2017年06月29日

新薬の研究や開発に携われる仕事

薬剤師の仕事には調剤業務だけではなく、あらゆる業務が存在しています。その中でも、変わらず人気を集めているのが研究職です。 人のためになる新薬の開発に携わることができるため、まさに憧れであり夢のような仕事でもあります。そこでここでは、その実態に関して詳しくご案内いたします。

日々、実験・分析を繰り返す地道な仕事

新薬へのアイデアを見つけ、有効性を検証し追及することが主な仕事となります。そのため、新薬の合成、分析、薬理、毒性などの分野に分かれた研修室で日夜実験を行い、成果を蓄積します。

毎日が実験の繰り返しとなるため、研究所での実験が仕事の中心となります。例えば、製薬会社などといった企業の研究部門が代表例と言えるでしょう。もちりん、化粧品や食品、バイオテクノロジー関連など幅広い業種での研究も行われています。

ここでは、基礎研究から商品開発まで多種多様なテーマを扱うため、様々な能力や経験を有した人材が必要とされています。他にも大学教員となって研究に邁進するなど、活躍できる現場は多岐に渡ります。

自身の努力やスキルが世の中を変えるきっかけとなる

感じることができるやりがいは、世の中を変えることができる可能性に携われるということです。これは、他の現場ではなかなか経験することができません。もちろん、すぐに結果が出るわけではなく、気が遠くなるような年月を費やすことがあります。

そのため、信念を持って地道に努力できる方に向いていると言えるでしょう。しかしながら、取り巻く状況は楽観的ではありません。拘束時間が長く、任期制により安定的な職を得られない場合も少なくありません。さらに、社会的な意義の割には給料が高くありません。

労働環境をふまえて給料を比較すると、他の薬剤師よりも少ないこともあります。それでも自身のスキルアップのために、未来への貢献のために志す方が多くいるのが現状となっています。

限られた人だけが就くことができる狭き門

主に挙げられる勤務先は、前述したように製薬会社はもちろん、化学メーカー・食品メーカー・化粧品メーカーが挙げられます。製薬会社以外でも子会社に製薬会社を抱えている場合もあれば、化粧品メーカーのように新成分の開発に力を入れている会社もあるので、医薬品の開発以外にも活躍の場はあります。

しかしながら、現実には研究職へ難易度が高く、狭き門となっています。まず、前職が研究職であることが条件となっていることが多く、調剤薬局など全くの未経験からの転職はほぼ不可能と言っても良いでしょう。

そのため、実際に目指す場合には、薬剤師専門求人サイトのコンサルタントに相談しながら求人を見つけることが最善な方法となります。その道に詳しいコンサルタントが、一人一人の状況に適した方法を提案してくれることでしょう。

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