森下の万能薬剤師の転職リポート

2022年07月17日

公務員として働く道もあることを理解しよう

薬剤師として働く場合は、一般的に調剤薬局やドラッグストアに勤務するケースが多くなります。しかし、公務員として働く道があることをご存知でしょうか。公務員として働く場合に、どのような違いがあるのでしょうか。ここでは、公務員として働く場合に、どのようなメリットとデメリットが存在するのかについて解説いたします。

採用されるまでの道がハードでなる

公務員薬剤師として勤務をするためには、公務員試験に合格する必要があります。国家公務員として働く場合は、厚生労働省の薬系技術職員で働くか、麻薬取締官で働くかを決める必要があります。

試験対策を行う必要があり、なおかつ募集人数が一桁なので、どちらにしても、難関の試験であることは変わりません。国家公務員の場合は、全国に職場があるため、数年おきに転勤を行う可能性がある点にも注意してください。

地方公務員として働く場合は、各都道府県が募集している試験に合格することが求められます。採用が決まった都道府県内の公立病院や保健所、薬局、研究所、県庁などに配属されます。地方公務員としていろいろな場所に配属される可能性がありますが、配属の希望は一切尊重されない点に注意してください。

地方公務員にしても、採用されるまでのルートは相当ハードになります。

公務員ということもあって安定している

薬剤師自体は、誰しもなることができないため、比較的安定していると言われています。しかし、民間企業で勤める場合は、経営悪化や閉店のリスクがあるので、失業する可能性があります。しかし、公務員として勤める場合は、国や地方自治体が潰れる可能性がゼロに等しいので、民間企業よりも失業する可能性は低いでしょう。

一度就職したら、自ら職を手放さない限り安定して働けるということです。生活を安定させながら働くことで、家族の生活の基盤を築きやすいと言えます。

副業ができない点に注意した方が良い

もしかすると給料が少ないから副業をやってみようと考える人がいるかもしれません。しかし、公務員として勤めている場合は、国家公務員法や地方公務員法により副業が禁止されています。どんな就業形態であっても、副業ができない点に注意してください。

一つの職場でいろいろな仕事を遂行したい人は、公務員の働き方が向いていると言えるでしょう。国の仕事にしても、県の仕事にしても様々なものがあるため、飽きることなく取り組めるのではないでしょうか。

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