森下の万能薬剤師の転職リポート

2022年06月29日

薬剤のプロがかかりつけになる院外処方

病院に診察に訪れた場合、薬を処方されることになります。しかし、病院内で薬をもらうときに感じるのは、待ち時間が長いということです。そうした場合に役立つのが院外にオープンしている薬局になります。そのメリットはどこにあるでしょうか。

分業することで双方にメリットがある

病院内でも薬剤の有資格者から薬をもらうことができます。しかし、院外処方せんという提供方法もあります。この場合には、病院の外に薬局があるのですが、そちらで薬を調剤してもらいます。ですが、患者さんからすると、病院で薬をもらうほうがラクではあります。

それなのにどうして院外での受け取りになるのでしょうか。疑問点を解決するポイントは、厚生労働省の指導になります。これによれば「医薬分業」制度を広めるためだといいます。ウィン・ウィンの関係を図るためです。

働き手を増やしたりしなければなりません。そのため、外来患者さんには院外処方せんを持って、院外の薬局で受け取ることになります。働き手を増やす分業により、利益を出したい考え方です。また、病院内で活躍する医療従事者の負担軽減にもなります。

院外処方はメリットがたくさんある

薬剤師にとって、患者さんとの関わりは大切です。信頼できる医療従事者となることに努めています。また、院外であれば、色んな話しができます。便利の良いかかりつけ薬局といった役割になれます。ちなみに、かかりつけ薬局であれば、処方せんをそっちの薬局に持って行くこともできます。

これをいわゆる「医薬分業」と呼びます。なかなか医療従事者でなければ理解できない内容ですが、病院内で薬をもらうよりも遥かにメリットがあります。例えば、院外処方せんとなると、先に述べたようにかかりつけ薬局に持っても行けます。

処方されている薬の内容について、しっかりした説明を受けることができ、理解できるまで内容を知ることができます。また、病院で使用していない薬もあります。この薬を処方して欲しいと思ったら、治療に必要とわかれば、処方もしてもらえます。

全国で利用できるという安心感がある

薬剤師には苦情も多いといいます。例えば、院内での薬の待ち時間が長いといった患者さんからの苦情です。外来であっても、ひとつの仕事をしているわけではないので、どうしても待ち時間がかかります。その場合には院外処方がおすすめです。

また、全国、どの薬局でも薬を調剤してもらうことができるのも院外処方のうりです。患者さんが自ら便利な薬局を選ぶこともできます。さらに、薬局で調剤してもらうときには、薬剤のプロに相談もできます。

これによって不安もなくなりますし、ジェネリック医薬品などの変更可能な処方もありますから、医療費の負担軽減にもなります。

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