森下の万能薬剤師の転職リポート

2022年06月05日

知識と資格を活かして在宅で働くことも可能

薬剤師の国家資格を保有している人は、薬局や病院に通って働く以外に、在宅の仕事をするという選択肢もあります。インターネット環境が整っていれば、在宅で働くことも不可能ではありません。では、在宅の仕事にはどのようなものがあるのか、メリットは何なのかを解説していきます。

電話やメールを使用した顧客対応

在宅の仕事として代表的なのは、電話やメールによる顧客対応です。基本的には製薬会社に所属し、会社が作った薬に関する問い合わせに対応する形です。ほとんどの製薬会社が問い合わせ用の窓口を用意していますが、そこで対応するのは誰でも良いというわけではありません。

問い合わせの中には、薬の成分や具体的な使い方に関するものも含まれるからです。薬に詳しくないスタッフだと、間違った対応をしかねません。その対応が最終的に、会社の信用に関わる大問題に発展する恐れがあります。

そのため、問い合わせ窓口には薬の専門家である薬剤師が必要とされます。そして、問い合わせ対応さえできれば、通勤を必要とせず、在宅での仕事にも対応するという会社は少なくありません。

治験の書類作成や薬に関する翻訳

新薬を作る際には、治験が行われますが、その治験に関係する書類の作成も在宅で行うことができます。治験では、参加した人ごとに書類を作成する必要があり、膨大な量になることが多いです。

しかし、薬に関する専門家でなければ書類は作れません。そのため、在宅でも良いので人手が欲しいと考えている病院や製薬会社は多いです。また、英語が使用できる人であれば、薬に関する翻訳業を行うこともできます。主に海外の製薬会社や、海外での薬に関するプレスリリースを日本語に訳す仕事です。

やらなければならないのは基本的に翻訳のみなので、パソコンさえあれば問題ないため、在宅でも働くことが可能です。

通勤時間や人間関係といった負担が少ない

在宅での仕事の大きなメリットは、通勤する必要がない点です。自宅を仕事場にできるため、通勤時間によるタイムロスがない上に、通勤の精神的負担もありません。また、薬局や病院で働く場合、人間関係が大きな負担になりかねません。

薬を受け取る人や、病院の医師など、色々な人との間でトラブルが発生する恐れがあります。その点在宅の仕事では、人間関係のトラブルは少ないです。場合によっては、対面することなく、文章のみのやり取りをすることも不可能ではありません。

したがって、人間関係が苦手という人でも働きやすく、薬剤師という資格を活かして高収入を得ることも可能です。

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