森下の万能薬剤師の転職リポート

2022年05月29日

身近なドラッグストアで求められる役割

自分で健康を管理するのが求められる昨今ではドラッグストアの需要も高まっているといえます。薬剤師は店舗内で接客や販売を行います。薬局併設型では薬の知識を生かして病院の処方箋に基づき調剤を行います。ドラッグストアで働く場合はこれらの業務からいずれかを選ぶことになるでしょう。

ディスカウントやネット通販にも対応

ドラッグストアの店舗形態は皆同じではありません。ある程度の種類に区分されています。ディスカウントスーパー同様にローコスト体制なのがディスカウント型です。格安価格や割引を前面にアピールしています。プライベートブランドの開発と販売にも積極的です。

大型の売り場面積を誇っています。最近増えているのが調剤薬局が併設された店舗です。薬剤師が常駐しており、病院の処方箋に基づき薬を調剤します。全国展開するドラッグストアも多くが処方せん受付を行っています。

店舗の中にはインターネット通販にも対応しています。一定金額だと送料無料になる場合も多く、自宅にいながら好きな時間に買い物できるのが魅力です。重量がある商品もまとめて購入できるので利用者が増えています。

店舗では様々な職種の人が働いています

ドラッグストアも職種によって仕事内容が異なります。ドラッグストアにある多彩な商品はバイヤーが買い付けています。メーカーや問屋と相談して店頭に並べる商品を決めます。他社との差別化のために満足してもらえる商品や新商品を把握するのが重要です。

商品の製造段階から様々な人とかかわるお仕事です。広い視野とコミュニケーション力を身に着けられるでしょう。店舗内ではレジ打ちなど接客をメインに行います。商品の在庫管理や陳列など行うことがたくさんあります。

医薬品だけでなく、化粧品・食品・日用品など扱う商品は実に様々です。対応するお客さまのニーズや年代に合わせて対応します。薬剤師は薬のプロとして最適な市販薬を提案して販売します。お客様の服薬指導や健康相談に乗って健康をサポートしていくやりがいの仕事です。薬局併設型の店舗も増えて、活躍の場はさらに広がっています。

求められる役割は以前より大きくなっている

ドラッグストアは医療業界の中でも売上や店舗数を着実に伸ばしています。少子高齢化によりドラッグストアのニーズが高まっているのです。品揃えに加えて重要視されているのが調剤事業となります。

現在は、薬に関する疑問などを相談できる「かかりつけ薬局」を持つことが推奨されています。そのため、調剤薬局を併設したドラッグストアは増加しています。化粧品や日用品の買い物や薬の受け取りを一度に済ませられるので便利です。

自分自身で健康を管理する「セルフメディケーション」が高まっているのも需要増の理由です。ドラッグストアの店舗は首都圏から地方まで全国で1万7千店舗を超えています。海外からインバウンド客からの需要があるのも特徴です。日本製の化粧品や医薬品が世界的にも質が高いといわれています。顧客の争奪やインバウンド客への対応が今後の課題といえるでしょう。

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