2022年05月24日
薬剤師という職業が人気を集める背景には、労働時間や給料などさまざまなポイントがあげられます。そこで人気を集める理由を1つずつ確認しながら、自分に合った働き方について考えていくのも1つの手です。総合的に考えてどのような職場か検討していくことも必要です。
薬のスペシャリストとして需要が高い職種でもあるため、仕事も忙しくて働くのが大変というイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、ほかの職種と比較して残業時間が少ないというメリットがあげられます。
もちろん同じ職種でも職場によって条件は異なりますが、調剤薬局やドラッグストア勤務などの場合は、残業が発生するリスクが低いためライフワークバランスを考えながら自分に合った形で働くことが可能です。一方で病院勤務という場合には、入院患者の急変や医師からの指示などの状況によって、残業が発生することが多い職場もあるという点を理解しておきましょう。
薬剤師は専門資格を持つ薬のスペシャリストのため、ほかの職種と比較すると給料が高い傾向が見られます。そのため正社員ではなく、派遣やパートタイムで働くような場合であっても、一般的な企業で正社員として働く場合よりも良い条件で働けるかもしれません。
同じ職種であっても、働く場所や働き方、仕事内容などさまざまな条件で年収は変化します。少しでも良い条件で働きたいと考えているなら、求人票をしっかりと比較して、自分が納得できる条件で働ける環境を探すことを忘れないようにしましょう。
医療職=夜勤が多いというイメージを持っている方もいるかもしれません。ですが薬剤師は医療職の中でも夜勤が少ない職種として人気を集めています。特に調剤薬局やドラッグストアの場合、営業時間が決められています。
営業時間が終わったらその日の業務は終了となるため、夜勤が発生する心配が必要ありません。ただし調剤薬局の場合でも、夜間受付や24時間営業などのケースも見られます。そのような環境で働く場合は、夜勤が発生する場合もあるため営業時間や夜間対応の有無などを事前に確認しておきましょう。
また入院設備のある病院や救急医療に対応している病院の場合でも、夜勤ありの働き方もあります。ただし夜勤をすると、25%の深夜割増賃金が加算されることで同じ労働時間でも稼ぎやすくなるというメリットを押さえておきましょう。