森下の万能薬剤師の転職リポート

2022年05月18日

職場に病院を選ぶメリットとデメリットを考えよう

病院のほかにもドラッグストアや薬局などの職場の候補がある中で、病院を職場に選ぶことにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。特徴を1つずつ押さえたうえで、どのような環境なのか考えてみましょう。

病院は患者さんと直接向き合える職場

薬剤師が病院で働くメリットの1つが、患者さんと直接向き合える職場であるという点です。対面で患者さんに細かな服薬指導を行うことに加えて、治療経過も観察できるケースが多くなっています。

薬の効果だけではなく、デメリットもしっかりと理解してもらったうえで治療に携わりたいという方には、病院での仕事が適しています。

実感が得やすいのもメリットの1つ

病院で薬剤師として働く場合、患者さんと直接かかわる機会が自然と多くなります。そのため患者さんが元気になる姿を通して、医療に貢献できているという実感が得られやすいというメリットにもつながります。

実際に薬を処方しても、効果が出たのか副作用に苦しんでいないかなどの点がわからないと仕事のやりがいへとつなげられないという方もいます。治療に貢献できているというやりがいを感じたいのであれば、患者さんが元気になっていく様子に直接かかわるチャンスがある病院での勤務を検討しましょう。

デメリットも確認して働くかどうか決めること

患者さんに直接かかわれて医療に貢献しているという実感が得やすいというメリットがある一方で、薬剤師が病院で働くことにはいくつかのデメリットがあげられます。特に注意が必要なデメリットが身体的そして精神的な負担が大きいことです。

病院勤務の場合、入院設備がある環境で働くケースが多いので、日勤だけではなく夜勤が発生するケースが多くなっています。夜勤があると生活リズムが崩れて、身体的にも精神的にも辛い思いをする場合があります。また同じ職場でも、夜勤ありの募集だけではなく、日勤のみの 募集を行っている場合もあるため、応募する求人をよく確認して選ぶことを忘れないようにしましょう。

そして病院勤務では、助かる患者だけではなく、助からなかった患者と関わる場合もあるでしょう。何度も助からなかった患者に直面することで、精神的な負担が大きいと感じて別の職場へ転職を決意する方もいます。メリットとなる部分だけではなく、デメリットとなる部分があることをしっかりと理解したうえで、病院での働き方が自分に合っているのかどうか考えていくことが大切です。

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