森下の万能薬剤師の転職リポート

2022年04月23日

職場別に仕事内容について考えてみよう

薬のスペシャリストと呼ばれることもある薬剤師の職場には、調剤薬局やドラッグストアのほか病院や企業などさまざまな選択肢があります。同じ薬の専門家という立場でも、職場によって仕事内容には違いがあります。働くことを考えているなら、職場別の仕事内容について押さえておくことも必要です。

調剤薬局ではどのような内容の仕事があるのか

調剤薬局における主な仕事内容は、調剤業務・服薬指導・薬歴管理の3つに分けられます。このうち調剤業務では、病院の処方箋を元に薬を調剤する業務です。そして服薬指導では、処方する薬について患者に話を聞きながら説明をします。

薬歴管理は、処方状況などを元に、患者の状況に合わせた情報の管理を行う仕事です。このように調剤薬局では患者と直接かかわることが多いため、一方通行にならないように注意が必要です。

また病院からの処方箋に対して、正確に対応できる確かな知識とスキルも大切な職場という点を押さえておきましょう。

ドラッグストアは接客や品出しの仕事も多い

薬剤師としてドラッグストアで働く場合、レジ打ちや品出しなど薬関連以外の業務にも携わります。そのため医薬品の知識だけあればいいというものではなく、ドラッグストアにおける幅広い知識が求められる職場という点を押さえておきましょう。

さまざまな業務を担当することになりますが、調剤薬局や病院などと比較すると給料が高めというケースが多くなっています。レジ打ちなどを通して多くの利用者と接する機会があるため、人と接するのが好きな方やコミュニケーションスキルの高い方は、ドラッグストアでの勤務に向いています。

勤務時間はお店の営業時間によっても変化するので、事前に営業時間を確認してから勤務先を検討しましょう。

やりがいを求める人が多い病院勤務

病院で働く薬剤師の主な仕事内容は、調剤や服薬指導です。実際に病院で働く特徴の1つが、入院患者もいるため患者との距離が近い場合も多いという点です。また規模の大きい病院の場合、夜勤や残業が発生することもありますが、やりがいを感じながら働きやすいという特徴もあげられます。

患者との距離が近いことに加えて、医師や看護師などほかの職種の方と連携しながら働くことが大切です。薬のスペシャリストという立場の役割を認識し、より良い働き方ができるように考えていくことが必要です。仕事内容と合わせて、周辺環境も含めて病院で働くのか別の職場が適しているのか考えていくのも1つの手です。

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