2024年06月29日
病院や薬局店で、体調を崩した患者に対して処方薬の配布と状態に合わせて最適な薬を紹介するのが薬剤師の仕事です。適切な薬の紹介をすることによって、患者が副作用の影響を最小限にし状態の根治を手助けします。これまでは専門部署に配置されることで力を発揮していたのですが、近年では外部に派遣されることも増えています。その背景にあるのが、薬の効能を誤る人が増えたことです。
本来専門部署で活躍する薬剤師が外部派遣されるようになった背景にあるのが、若い世代で広がる市販薬によるオーバードーズが関係しています。オーバードーズとは、何らかの理由で許容量を超えて薬を飲んでしまうことです。
もともとオーバードーズは間違った薬の飲み方としてあった言葉であり、代表例として挙げると大人用の薬を半分にして子供に与えるという形です。半分にすれば大丈夫と考えて与えると、大人用の市販薬はあくまで16歳以上の大人の体で分解することを念頭に置いているため未成熟の子供の体に使ってしまうと半分であっても過剰効果を与えてしまうリスクがあります。
これまで間違った知識で薬を飲んでしまうことでしたが、現在はストレス社会の影響で広がる薬害問題として定着しています。風邪薬やアレルギー薬の中には神経を抑える成分が含まれており、体がつらくても就寝しやすくして快方に向かわせやすくします。
本来であればつらい状態を緩和するための成分ですが、この働きを悪用する流れが若い世代で広がっているのです。鎮静作用のある成分を大量に服用することで、脳の活動が一気に落ちるので意識がもうろうとし思考力が落ちます。
その間はストレスを感じなくて済むので快楽となり、その快楽を受けるためにまた行うという流れです。しかし薬の効果は飲み続けると体が対応するようになり効かなくなるので、また効果を得るために薬の量を増やして飲み続けることが常態化してしまいます。これはとても危険なことであり、大量の薬の飲むことは脳を含めた臓器に多大な負担をかけてしまい最悪の場合命にかかわります。
オーバードーズの問題は命に係わる事案として広がったことで、薬剤師はカウンセリングとして派遣することで予防する仕事を公共施設で行うようになっています。各地に学校に赴いて各学年の生徒たちに、現在起こっている問題を広めるだけでなく薬を安全に使うためのレクチャーをします。
そのほかにメンタル面で問題を抱えている人のために、オーバードーズを引き起こさないために専門家と一緒に薬に頼らなくてもケアできる方法を伝授させるなど多方面で活躍しています。