2022年02月18日
医療現場や薬局、介護施設など薬剤師が求められている場所はたくさんあり、ベテランはもちろん将来のある若手にも期待が集まっています。ここでは、免許取得して就職した後、順調にステップアップをするためにどんなことが必要なのかご紹介します。
大学を卒業したばかりの人から経験豊富なベテランまで多数の医療スタッフが務めている現場は、薬剤師にとっても働きがいのある就職先として人気があります。一通りの業務を自分でこなせるようになるには十分な教育を受ける必要があるため、就職に向けてそれぞれの現場でどのような研修が行われているのか調べましょう。
たとえば、先輩が一対一で研修期間中に調剤や服薬の管理といった基本的な仕事を教えてくれるところや、新卒者や若手向けの業務マニュアルがあるところは、経験が無い人でも不安なく仕事に臨むことができます。
研修で学べることや業務への活かし方など、分からないことがあれば採用試験を受ける前に担当者に聞いておきましょう。
薬剤師が特定の分野の専門知識を得たり、難しい業務をテキパキとこなしたりするには、職場内で行われている研修に参加するだけでなく、終業後や休みの日を利用して医療関係者が多く集まる勉強会に顔を出すことも大切です。
特に、長く医療や介護の現場で働いている人は、日々の業務にマンネリ感が出てしまったり、新しい知識や技術を覚える意欲が無くなったりするケースもあります。こうした問題を防ぐには、大学病院やセミナーハウスなどで行われている医療関係の勉強会のスケジュールやテーマ、参加方法などをよく確かめておくのがおすすめです。
勉強会によっては、参加にあたり年齢や役職、経験などの条件が定められているものもあり、自分が当てはまるかどうか見極めましょう。
地域の拠点の総合病院や住宅地の調剤薬局など、現場ごとに個々の医療従事者に求められるスキルや適性は様々です。そうした中で、医療や介護など自分の興味のある方面で活躍をするには、若いうちに将来の目標を決め、必要なスキルを習得できる職場を見つけなければなりません。
分野によってはスキル習得までに十年以上の年月を要するものもあります。そのため、後悔が無いよう自分の年齢やキャリアの考え方に合う道をじっくりと選びましょう。