森下の万能薬剤師の転職リポート

2022年02月15日

お薬のことをもっと身近に気軽に相談できます

薬剤師の仕事と言えば、病院で医師に処方してもらったお薬を調剤してくれるだけだと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。実はその他にも、私たちの健康をサポートするための様々な役割を担っています。素人には疑問点や不安の多いお薬に関することは、気軽に専門家に相談してみましょう。

お薬の調剤だけでなく様々な相談が可能

冒頭に述べたようないわゆる調剤業務の他にも、薬剤師の仕事は多岐に渡ります。例えば、調剤薬局ではない普通の薬局に常駐し、市販薬を買いに来たお客さんの対応をすることも重要な仕事のひとつです。薬局に置かれている市販薬は誰でも手軽に購入できるというメリットがある反面、どれも同じように見えてしまい、効果や成分の違いが分かりにくく、どれを選んだら良いのか分からないというデメリットもあります。

そんな時に、お薬の専門家として購入や服薬にあたってのアドバイスをもらうことができるのです。また、不適切な方法でお薬を使用しようとしている方に注意を促し、お客さんの健康を害さないよう努める目的もあります。

以上のように、お薬全般に関する相談や助言を行うことも、調剤業務と並ぶ重要な役割のひとつです。

かかりつけ薬局を持つとより身近な存在に

誰しも一度は、「かかりつけ医」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。かかりつけ医とは、健康上の疑問や悩みを気軽に相談できる病院や医師を持ちましょう、という啓発活動のことを指します。それに対して、多くの薬局などでは「かかりつけ薬局」を持つことを推奨しています。

かかりつけ薬局とは、お薬に関する疑問や悩みを気軽に相談できる薬局や薬剤師を決めておくことを推奨する制度です。何となく調子が悪いと思った時や、病院を受診するほどの症状ではない時、セルフメディケーションという選択が一般的になってきました。

かかりつけ薬局を持っておき、いつでもお薬の専門家に相談できる環境にしておけば、いざ不調を感じても、セルフメディケーションに役立てることができるでしょう。

こんなこともお薬の専門家に聞いてみましょう

かかりつけ薬局で相談できる内容は、必ずしも薬による治療に関することだけではありません。お薬には病気の治療のために服用するものと、漢方薬に代表されるように不調を改善するものがあります。

病気を患っている時だけでなく、病気を予防するためや健康を増進するためにできることはないか、相談することもできます。健康に関する気がかりなことがあれば、ささいなことでも気軽にお薬の専門家に聞いてみるのが良いでしょう。

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