2024年05月13日
薬剤師と言うと、クリニックや薬局で調剤や服薬指導をしている印象を持つ人も多いですが、そのほかにも学校に在籍している薬剤師もいます。ここでは、学校に勤務する薬の専門家の役割についてご紹介していきます。教育機関で働くことに関心がある方は、ぜひ参考にしてください。
学校薬剤師は、学校保健法の下で幼稚園や小学校、中学校や高等学校、特別支援学校などに配属されている薬を扱う専門家の方を言います。これらの教育機関では、薬の専門家の配置が義務付けられていて、幼児・児童生徒の健全な成長や発達をサポートするための役割を担います。
仕事内容は、環境衛生の維持や改善に努めたり、保健指導や薬の管理といった幅広い業務を携わることになります。環境衛生では、学校の教室や設備の管理を行います。教室の空気、採光及び照明、騒音の検査や飲料水・プール水などの検査を基準に基づいて行い、子供たちが安全で快適に過ごせるように学校環境を維持します。
何か問題があれば、改善のために指導や助言をおこなうこともあります。
保健指導においては、子供たちが誤った薬の使用を避けるために、利用する医薬品の正しい使い方を指導しています。さらに、感染症予防などについても、わかりやすく説明して啓発を促します。そして、個別相談にも対応する機会があり、子供たちの身体の健康をサポートするだけでなく、心の悩みにも耳を傾けて寄り添い、丁寧に適切なアドバイスを行います。
その他にも、危険ドラッグや違法薬物乱用防止につながる指導も実施します。保護者向けの講演会を開催したり、資料による情報提供を行うこともあります。保健指導と一口で言っても、子供たちの健康を守るための羅針盤となる様々な役割を担います。
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学校に勤務する薬を扱う専門家は、学校で使用している医薬品や薬品などを適正に管理し、これらを安全に使用できるように確保することも重要な役割のひとつです。
学校では子供の病気やケガのために常備されている医薬品はもちろんですが、そのほかにも色んな種類の薬品を使うことがあります。プールの衛生面を管理する際に使用する薬品や、理科の実験などの授業で使用する薬品、消毒剤などの薬品も使用する機会があります。
このように取り扱っている医薬品や薬品の数量や期限、管理状況を確認します。これらの医薬品や薬品で不備があったら、助言や指導に当たることもあります。