森下の万能薬剤師の転職リポート
2022年01月23日
現代にあっては、老人社会化や慢性疾患患者の増加もあり、医療マーケット全体が拡がっています。そして、薬剤師の需要も活発化しています。 他の面からみると、養成大学も拡大してきており、薬学部の卒業生も急増しています。 近年ではスポーツファーマシストに注目が集まるなど、これから先ニーズが高まる今までになかった分野が生まれることも想定されます。 加えて、近年では化粧品会社でも需要が高まっており、バラエティーに富んだ分野で役目を果たしています。 その意味では、時代が変わることでも振れ幅の少ない仕事といえるでしょう。
むかし資格さえあれば一生涯にわたって就職に苦慮することはないと言われた勤務でした。病院や薬局は全国の至る所どこにでもあるので就職に困ってしまうことはなく、まさに供給不足状況の職業でありました。 しかしながらここにきて、この状態が変化し、需要が縮小しているのです。
理由とされるものは、医療現場においての電子カルテや処方箋の普及が拡大していることです。事前の備えが簡易化され、わずかな人員で行えるようになってきています。加えて、規制緩和のせいで薬局以外の店での販売が進んでおり、対面販売も減ってきています。
種類によっては、登録販売者資格を持つ者が取引出来るようになり、調剤師の正規雇用社員を控える病院や薬局も拡大しています。これから先、医薬品のインターネットを介しての販売が恒常化すれば、勤務地は少なくなると想定されます。
ニーズが減ってきていると言われる中、待ち望む人は多くなり続けています。私立大学の薬学部開設が次々出ています。 薬局や病院への雇用されることを希望している学生はこれから先引き上がることが予想され、新しい就職先が狭まることも想定されます。
その一方で、全国各地では不足しているところもあります。洗練された都会で勤めることなく、地方で仕事がしたいのであれば、採用にそれほど骨を折ることはないでしょう。
薬剤師の存在感を発揮している場はバラエティー豊富です。 新薬研究を行う病院、薬局のほか、公務員として働く一もいます。それに加えて、製薬会社で専門的な知識を生かす人もいます。
製薬会社では、１つの例として、末期病状やがん治療を行なう為の新薬の研究や薬の情報を医療機関に授与するMRとしてのキャリアがあるとされています。
