森下の万能薬剤師の転職リポート

2022年01月20日

薬を扱う仕事は高収入で快適な職場環境が魅力

求人でよく見ることが多い薬局の仕事は、薬剤師の資格を持っていなくては働くことができません。この資格を取得するには薬学系の大学を6年間かけて卒業しなければならないなど難易度は高めですが、給与額が高い上に職場環境も快適です。

高収入が期待できる薬剤師の仕事

求人サイトや就職情報誌などを見ると、薬剤師の仕事に支払われる給与の額がかなり多いことに気付きます。もちろん国家資格のひとつですからそれなりの給与が支払われるのは当然ですが、実はそれ以外にも理由があることをご存知でしょうか。

なぜこの仕事は給与額や時給が高いのかと言うと、資格を持っている人が少ないためなり手が少ないからです。よくある飲食店のバイトなどは、働くにあたっては特に資格は必要とされません。

資格が必要ないということは誰でも応募できることを意味しており、働くことを希望する人がすぐに集まってくることから給与額もそれほど上がらないというわけです。一方で薬を扱うこの仕事は特別な国家資格を持っていなくては働くことができません。つまり資格を持っている人の数が限定されているため、応募してくる人もなかなか少ないことから、給与を上げて求人を出さざるを得ないというわけです。

資格を取得するのは難易度が高い

そもそもどうしてこの資格を持っている人は少ないのでしょうか。これは資格を取得するにあたってかなり高いハードルが設けられているのが原因です。一般的な資格では半年から1年程度勉強して試験に合格すれば取得することができます。

ところがこの試験を受けるには薬学系の大学を卒業しなくてはならず、なんと6年間にも渡って勉強を続けなくてはなりません。一般的な大学は四年間で卒業することができるのに対し、薬学系の大学は6年間もかかるのですから難しいことは簡単に想像がつくのではないでしょうか。

もちろん理系の学部ですから学費もそれ相応の額が要求されますし、毎日の勉強もハードなもので、他の学生と同様に楽しい学生生活を送れるというわけではありません。しかも6年間勉強しても十分な学力を備えていないと試験に合格することができませんから、かなりの覚悟を持っていてもなければならない資格と言えるでしょう。

働きやすい快適な職場環境が魅力

とはいえ一度この資格を取得しさえすれば、かなり楽に働き先を見つけることができるのは本当です。なんといってもなり手が少ないために各薬局が常に求人を出していますから、資格さえ持っていれば採用されやすいからです。

ライバルが多い求人に応募するよりも、楽に採用してもらえる薬を扱うこの仕事は働きやすいと言えるでしょう。仕事の内容もそれほど難しくはありません。よく見かける調剤薬局などの仕事では、患者さんが持ってきた処方箋に従って薬を調剤しお出しするだけだからです。

指示に従って必要な種類と数を袋詰めするだけなので、決して難しい作業ではありません。もちろん薬局内はエアコンも効いており、衛生的な環境が保たれていますから快適に働くことができます。もちろん患者さんがたくさん使用する時間帯は忙しくなるものの、夕方には病院も終わるため定時で帰ることができる魅力的な仕事です。

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