2023年12月12日
人が生きて行く限り薬とは切っても切れない関係にあります。それはこれからも同じことです。世間ではAIの導入などで多くの仕事がなくなるのではないかとささやかれていますが、薬を扱う仕事に関してはまだまだ求められる職業だと言えます。しかし、そのために必要になるスキルも多々あり、それを身に付けることでさらなる可能性が生まれてくるでしょう。
薬を扱う専門職として代表的なのが調剤薬局での業務です。これは医師が処方した薬を調剤して患者に手渡す仕事で、このときに投薬指導を確実に行うことがこの職場での重要な仕事になります。ただ、薬の専門家が働く職場はここだけというわけではなく、他にもドラックストアで働く人も多いです。
将来的にはこうした店舗で薬剤師の重要はかなり増えていくのではないかと予測されています。調剤薬局でもドラックストアでも、薬の扱い方を指導するという点ではまったく同じで、ここではコミュニケーション能力が必要になるでしょう。
誰でも自分の将来は心配になるものです。いくら薬剤師が全国的に人材不足だといっても、やはり心のどこかでは自分は果たしてこのまま今の仕事を続けていけるのだろうか、という心配はあるのではないでしょうか。こうした不安は消えることはなく常に苦しめてきます。
そこから脱出するためには努力が必要です。将来のことを深く考えて、今いったい何をすべきかと自分に問うことが必要になります。たとえば、専門性を高めるために何か資格を取るとか、マネジメント能力を身に付けて職場で上に立つとか、方法はいろいろあります。
また、少子高齢化が進む日本では外国人雇用も増えていることから、外国語をマスターするということも大切になるでしょう。
高齢化が進む中、在宅医療というものもかなり活発になってきました。これにともない薬の専門家も在宅の患者に薬を提供する必要が出てきます。在宅医療で活躍するためにはやはり知識と経験、そしてコミュニケーション能力がもっとも重要なスキルとなるでしょう。
在宅医療では医師や看護師とともにチームを組んで仕事をするわけですが、薬剤師はただ医薬品を提供するだけではありません。患者に服薬指導をし、服薬管理を実施することも重要な業務となります。