森下の万能薬剤師の転職リポート

2023年12月05日

販売した人の責任をはっきりとさせるための仕事

医薬品を薬局で販売している薬剤師は、自分が販売した医薬品に関する責任を持つことが必要です。責任があるということをはっきりとさせるために、薬局で働いている人がしなければいけない仕事もあります。ここでは、こうした仕事の内容について詳しく解説します。

販売したリスクの高い医薬品に貼りつけるもの

販売者の責任をはっきりとさせることは、薬局で働いている薬剤師にとって重要なことです。このような責任を果たすためにこの仕事をしている人がしなければいけないことは、販売した商品にメモをつける作業です。

こうした作業は特に、特別な種類の医薬品を販売する時に重要になります。特別な種類の医薬品にメモを貼らなければいけないのは、他の種類の医薬品よりも使用する人のリスクが高いからです。服用するリスクがそれほど高くない医薬品にもこのようなメモを貼った方が良く、実施できるならば薬局で販売している全ての医薬品にこうしたメモを貼りつけた方が理想的です。

シールに書かなければいけないこと

薬局で販売した第1類医薬品やその他の種類の医薬品に貼りつけるメモに書かなければいけないのは、販売をした人の氏名です。販売をした薬局の名称もメモに書いておかなければいけないことです。

その他に医薬品を販売した日もメモに書いておくことが必要です。それ以外に書いておいた方が良いのは、医薬品を販売したお店の連絡先です。電話番号を記載することが一般的ですが、メールアドレスを一緒に記載することもできます。

複数の連絡先をメモに書いておいた方が、連絡が必要になった時に購入者が連絡しやすくなります。医薬品を販売した消費者が薬のことについて購入したお店に相談したい時にも、こうした連絡先に連絡をすれば必要なことを相談できます。

医薬品を販売した情報を記録する仕事

薬局で働いている薬剤師が、販売をした医薬品に関して責任を持つためには、販売がおこなわれた経過などの情報について、保健調剤の薬歴に記録しておく必要があります。場合によっては、他の種類の書類にも記入しておいた方が良いこともあります。

このような記録を残しておいた方が良いのは、販売した記録として保存することにより、後で必要な時にこうした情報を活用できることがあるからです。医薬品の販売に関するさまざまな情報を患者のために保存しておけば、患者から販売した医薬品のことについて相談を受けた時にも対応がしやすくなります。

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