2023年11月13日
医薬品はインターネットの通販サイトで購入することもできます。ですが、こうしたお店で医薬品を購入することにはデメリットもあるので、薬剤師は一般の人に注意を呼びかけることが必要です。ここでは、この仕事をしている人がすることができる、薬をインターネットで購入する時の注意点について解説します。
インターネットで薬を購入している人に薬剤師が注意をした方が良いことは、専門家にしっかりと話を聞いてから必要な薬を選ばなければいけないことです。薬の内容によっては体に何らかの影響を与えることもあるので、薬を安全に飲めるようにするために必要なことを相談する必要があります。
インターネットの通販で医薬品を購入する場合には、利用するお店にも気をつける必要があります。インターネットの通販サイトで医薬品を販売することができるのは、決められた許可を取得している事業者だけです。それ以外の事業者はインターネットの通販サイトで医薬品を販売することはできません。
インターネットの通販サイトで医薬品を販売することができるお店は行政機関に届出をしているので、必ずこのような届出をしているお店で購入する必要があります。届出をしている通販サイトを確認したい場合には、厚生労働省のホームページにアクセスすれば、届出をしている通販サイトの一覧を閲覧することができます。
薬剤師は、海外の通販サイトで医薬品を購入している人にも注意を促す必要があります。こうした方法で医薬品を購入している人に十分なアドバイスをしなければいけないのは、外国で販売されている医薬品の中には、日本の法律の基準によって決められた安全性が確認されていないものがあります。
このような種類の医薬品を海外の通販サイトで購入して使用してしまうと、健康に何らかの影響が出ることもあります。薬剤の専門家が海外の通販サイトで医薬品を購入することの危険性を多くの人に教えることにより、こうした被害が増加することを予防できます。
医薬品の救済制度を正しく利用してもらうために、医薬品を販売している海外の通販サイトを利用することに注意を促すこともできます。海外の通販サイトで購入した医薬品を使用して健康に被害が出た場合には、公的な医薬品の救済制度が受けられなくなることもあるので、こうした情報を多くの人に知ってもらうことが必要です。