森下の万能薬剤師の転職リポート

2023年11月02日

新卒の薬剤師が就職先を決める時に大切なこと

学生生活が終わればいよいよ薬剤師としての新生活が始まります。就職先選びはその第一歩で後悔することのないように十分な事前準備が必要です。アルバイト程度のことしか社会を知らない学生にとって、最良の選択をするのは簡単なことではないですが、成功と呼べる結果に繋げるために何が必要なのかは知っておくべきです。

就職先に求めるものは具体的に決めておく

どんなところで働きたいのかという希望は誰にでもあるでしょうが、具体的に描けている人は少ないようです。抽象的であいまいな希望は選択肢をいたずらに増やすことになり、選べなくなる原因になります。

職場に関する情報は就職前の調査で確認できることと実際に働いてみないと分からないことがあり、分からない部分に多くの希望を持っていても選択の手助けにはなりません。逆に調べれば分かることを就職してみないと分からないと判断したり、現実は甘くないと妥協したりすることもいいことではないです。

分かることをしっかり調べて希望を具体的にしてから最終決定するようにしましょう。

給与だけで判断せずキャリアプランと併せて考える

お金を稼ぐことは仕事をする唯一の目的ではないですが、一つの目的であることは多くの人に共通しています。少しでも給与条件の良いところを優先したいと考えるのは理解できますが、それだけに固執するのはいいことではありません。

働くことで得られるのは給与だけでなく、薬剤師としてのキャリアアップになる知識や経験も含まれます。その知識や経験を増やすことは将来的な収入アップに繋がります。

目の前の給与だけに気をとられて判断してしまうのではなく、職場で得られる資格や高められる経験値を考慮して判断すると効率的な選択ができます。事前にキャリアプランをたてて、その実現に寄与してくれる就職先を選べば生涯年収を高めることにも繋がります。

大学生の情報収集能力は高くないことを自覚する

就活生は就職先候補に関する情報をいろんな方法で集めますが、十分な情報収集能力があるとは言えません。社会人の経験が無い学生は人脈も情報ネットワークも限られているので、就職活動をするための十分な情報を得るのは難しいです。

企業や大学が提供している情報を確認するだけでなく、インターネットなどを駆使して広範囲の情報を集めましょう。製薬会社を候補にしている場合は、働いている人のブログや製品のレビューなども参考になります。

ドラッグストアなら、利用者の口コミ情報もお店の雰囲気を知る情報源です。

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