森下の万能薬剤師の転職リポート

2023年08月05日

薬に関わる仕事とそれぞれの仕事内容の違いを知る

薬には、医療機関で処方されているものから、ドラッグストアで購入できる一般医薬品まで実に多くの種類が存在します。良い治療効果を得るためには薬についての豊富な知識も必要です。ここでは、薬品に関わる職業やそれぞれの仕事内容の違いを書いていきます。

病院や調剤薬局での活躍が中心となる

薬を取り扱う職業にも色々なものがありますが、代表的な存在が薬剤師です。国家資格でもあり、資格を取得しなければできない仕事もたくさんあります。活躍できる職場も多く存在しますが、特に病院などの医療機関や調剤薬局で活躍する人が多くなっています。

病院や調剤薬局での主な仕事は調剤です。医師が処方した薬の調剤を行うことはもちろん、患者にその薬についての説明や服用のアドバイスも行います。ただ処方箋通りに薬を用意するだけではなく、相互作用や重複を防ぐための薬剤管理も大事な仕事です。

病院で勤務する場合は、医師や看護師と連携して医療チームの一員としても活躍できます。製薬会社で勤務する場合は、新しい薬の開発や研究に携わることもあります。

医薬品の情報を提供する仕事であるMR

薬に関係する仕事では、MRも注目されています。MRは薬そのものを販売するのではなく、医療従事者に対して最新の医薬品や治療に関する情報を提供します。MRとして働くための法定資格は必要ありませんが、採用を勝ち取るためには医薬品に関する豊富な知識も必要です。

特別な資格は必要ないとはいえ、誰でもなれるわけではありません。企業側も応募条件として、大学卒業以上の学歴を求めていることが多くなっています。薬剤師の資格は特に必要ありませんが、こうした資格を保持していると薬剤に関する豊富な知識がある証明にもなります。

採用の際にも有利になることが期待できます。薬の知識が豊富であることはもちろん、営業職ということもあり営業力やコミュニケーション能力の高さも求められます。

ドラッグストアで活躍する登録販売者

ドラッグストアでは、登録販売者と呼ばれるスタッフも活躍しています。薬の取り扱いを行いますが、医療従事者ではないので調剤や処方箋の受付などを行うことはできません。一般医薬品の販売を行えますが、すべての薬を販売できるわけではありません。

登録販売者が取り扱えるのは第二類・第三類医薬品です。登録販売者になるには試験に合格する必要がありますが、受験資格は特にありません。薬剤に関する勉強をしっかりすれば、誰でもなれるチャンスがあります。

第一類医薬品を取り扱うには、薬剤師の資格が必要です。収入面においても、大きな差があることは理解しておきましょう。

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