森下の万能薬剤師の転職リポート

2023年07月04日

化粧品メーカーで働くメリットとデメリット

薬剤師が働ける職場は薬局や病院等、医療関係を中心に色々あります。そんな中、化粧品メーカーで働く事も可能です。では化粧品メーカーで働く場合どのような仕事を行うのか、またどんなメリットとデメリットがあるのかを詳しく見ていきましょう。

化粧品メーカーで働く場合の主な仕事内容とは何か

化粧品メーカーで薬剤師が働く場合、主に研究開発部門か薬品の管理部門のどちらかに配属される事が多いです。研究開発部門に配属された場合、化粧品の新たな有効成分を研究したり、より高機能な素材を開発したりします。

そして臨床試験や製品検査を行う等して新たな化粧品の開発を行うというのが主な仕事内容です。化粧品で大切な事は効果はもちろんの事、安全性がより大切になります。その為専門知識が必要となるので、資格を持っているとかなり仕事で重宝されます。

また管理部門に配属された場合は、自社が開発した化粧品が法律の基準に沿っているかをチェックしたり、新たな化粧品の薬事申請等を行うというのが主な仕事です。加えて使用する医薬品の安全管理業務や新製品の広告を出す際の薬事チェックや、顧客からの質問等に答える等の仕事も行います。これらの仕事を行うには専門的な知識が求められるため、ここでも資格を持っていると重宝されます。もちろん研究開発部門や管理部門にずっととどまる人もいれば、経験や能力を買われて他の部署に異動するという人も少なくありません。

化粧品メーカーで働くメリットとは何か

化粧品メーカーで働くメリットは色々あります。まず化粧品メーカーは大企業であったり有名企業が多いので、友人に自慢出来るという事です。家族にも鼻が高いですし親に恩返しも出来ます。それに社会的ステータスも決して低くないので男女問わずモテるという事もあるかもしれません。

また大企業や有名企業なので給料が高かったり、福利厚生が充実していたり、結婚や子育てに協力的で育児休暇も取りやすい等のメリットもあります。他にも日々化粧品の研究開発に携わる為、最新のコスメやメイクについても詳しくなれますし、自分が開発した商品が世に出回り、沢山の人が利用してくれるのでやりがいがあるというのもメリットです。

さらに一般的な職場だと派手なメイクをして働くという事はほとんど出来ませんが、化粧品メーカーなら実験やテストという名目で新しいメイクを試したりしてオシャレを楽しむ事が出来るというのも魅力です。

化粧品メーカーで働くデメリットとは何か

化粧品メーカーで働くデメリットもいくつかあります。まず求人数が少ないという事です。それに加えて人気も高いので、化粧品メーカーに就職するにはかなり大変です。また薬の調剤や患者への服薬指導といった経験を活かす事があまり出来ないというのもデメリットの1つに挙げられます。

化粧品を開発出来れば問題ないという人なら良いですが、将来転職し薬剤師として患者と向き合っていきたいと考えている人にとっては、技術を磨けない為、医療関係の仕事に復帰する時はかなり大変という事は知っておきましょう。

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