2023年05月08日
薬剤師は医療分野の専門職の中でも求人数が多く、実務経験が長い人だけでなく免許を取得したばかりの人やブランクがある人もすぐに仕事を見つけることが可能です。働き始めてから給料や仕事の内容に不満が出ないようにするには、様々な現場のスタッフの待遇や働き方を確認して自分に合う場所を選ぶ必要があります。
薬剤師の免許を取得して長い期間が経っている人や、スキルに自信がある人は中途採用者などベテランが活躍している病院や薬局を職場に選ぶのがおすすめです。最近では、調剤をはじめとする業務だけでなく部下のマネジメントや教育をしっかりと行えるベテランを求める現場が増えており、経験を生かして高収入を稼ぐことも可能です。
ベテランに相応しい医療現場については、医療関係の専門の情報サイトや雑誌などで取り上げられることもあるため、日ごろから自分にとってどのような職場が合うのか検討するのも良いでしょう。同様の業務を担当する場合でも、就職先の経営状態やスタッフの給料の仕組みによって、年収に大きな開きが出るケースもあるため、就活中に色々な現場の給料の相場を把握しておきましょう。
医療現場への再就職を希望する薬剤師は珍しくありませんが、勤務開始後にスムーズに業務に順応するためにも、教育がきちんと行われているか調べなければなりません。ブランクのあるスタッフへの研修がある病院や調剤薬局などの数は年々増加しており、離職期間が長い人や最新の医療の事情が分からい人も安心して仕事に臨むことができます。
研修の期間や指導の内容については、それぞれの現場の方針や業務内容に左右されるため、可能であればいくつかの病院や調剤薬局の見学をしたり、現場で働く人に質問をしたりするのも有効です。
病棟や介護施設など24時間体制の職場に興味がある時には、収入の面で後悔することがないよう、基本給やボーナスの金額だけでなく、夜勤手当や時間外手当もチェックしておくことが重要です。特に、手当の金額が高いところや、支給条件があまり厳しくないところは未経験者からベテランまで多くの求職者に人気があります。
そのため、希望通りの収入を得るためにも、余裕を持って求人情報をもとに複数の現場の手当を比較することがポイントです。