森下の万能薬剤師の転職リポート

2023年04月23日

求められるスキルを把握して適性診断をしよう

いざ薬剤師になったけど、こんなはずではなかったという声は少なくありません。イメージと実際の現場ではギャップがあるのが当たり前です。ここでは向いている人の特徴、採用時にチェックされるポイントなどについて説明していきます。

適性チェックで向いていると判断される人の特徴

薬剤師には向き不向きがあるので、将来目指している方は適性をチェックしておきましょう。特に重視されるのはコツコツと地道な作業を続けられることです。逆に飽き性の方は向いていないので、そもそも薬科大学を目指さないケースが多いですが、途中で適性チェックで自身には不向きだと知る人もいます。

薬の調剤は単調な作業だと思われがちですが、だからこそ慎重に進めていく必要があります。ちょっとした気の緩みによって、患者さんに異なる薬を処方してしまっては大変です。そのため几帳面な性格で、繰り返しチェックするのが苦にならない方が向いています。

ただし確認作業に時間をかけすぎると業務に支障が出るので、少ない確認回数でミスをいかに減らせるかがポイントです。

意外と大切なコミュニケーション能力

コミュニケーション能力はそれほど重視されないと考えられていますが、いざ働いてから重要性に気づく方は多いです。複数人で働く職場であれば、必然的に周りとコミュニケーションを取らなければいけません。協調性が乏しく輪を乱すようだと、業務連携がうまくいかなくなります。

ギスギスした環境で仕事をすれば、必要事項の連絡も乏しくなるなど、どこでミスが発生するかわかりません。そうした意味で現在は、採用面接においても人柄とコミュニケーション能力をチェックされるようになりました。

人と会話するのが得意、人当たりがよく笑顔がいい、といった人はそれだけで有利になります。これからは個が重視される時代であり、これはすべての業界に言えることです。

勉強好きな人は継続的なスキルアップが可能

薬剤師にとって勉強を続けることは非常に大切です。情報過多の現在では毎日のように新しい情報に触れることになるでしょう。新薬が完成すればそれに関する勉強が必要になるので、学ぶことが苦痛にならない方が好ましいです。

資格を取得してしまえば一生安泰と言われていたのは過去の話です。現在は向上心があって継続的なスキルアップに臨める人材が優先的に雇用されます。業務独占資格は非常に価値ある資格ですが、保有者が増えてくると競争が激化します。

だからこそ周りの人達よりも勉強しようとする意識が必要になるわけです。

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