森下の万能薬剤師の転職リポート

2023年04月22日

薬剤師の収入面の特徴についての豆知識

薬学を修めた専門家としてのお仕事にはいくつかの種類があります。いずれも専門家としての高い評価に裏付けされた高待遇ではありますが、その職種によって得ることのできる報酬額にはかなりの差があると言えます。イメージと実益が一致しないこともありますので、一般的な仕事により得られる収入について知っておくことは将来を考える上で重要です。

医療機関等における待遇について

薬の専門家が活躍しているイメージとしてトップに来るものに病院等の医療機関で働く場合があると思われます。そのイメージは決して間違いではなく、国家資格を得た専門家の多くが医療機関に籍を置くことになるでしょう。

また国家資格を得るための実習の現場が病院等の医療機関になることも珍しくありません。そのような医療機関における薬の専門家の待遇ですが、医師や看護師に次いで優遇されていると言えます。

医療系の資格としては6年制を採用しているということもあり、必要とする知識の量や質は非常に高度です。その責任を求められるだけの収入が医療機関では期待できます。ただしその上限は医療機関の待遇を限界とする程度であり、どんなに優秀でも病院職員としてのある程度の範囲内の収入に収まることになります。

薬局における一般的な収入について

一般的に病院に併設されている処方箋に基づいて薬を出す調剤薬局や、街中によくあるドラッグストアは国家資格を持つ薬の専門家の活躍の場でもあります。病院よりもより身近な存在になる場合もあり、知識を活かして働く現場の一つです。

ただ待遇は非常に幅広い物があり、薬の専門家としての仕事以外にどのようなことをするのかによって大きな違いが生じます。純粋に薬の専門家として、専門知識がなければ従事できない仕事をする場合には標準よりも高い給料体系で仕事をすることができます。

ただ、薬の専門家としての仕事だけをするのではなく、店長業務や施設管理業務を行うことでより待遇が良くなるというのがサービス業における特徴です。高待遇の非常勤業務もある一般的なお仕事の一つです。

製薬会社等での営業職の場合の収入について

薬の専門家としての仕事の中で、最も高待遇を得ることができる可能性のある仕事に薬学知識を活用して行う営業職があります。これは薬の専門家として医薬品のアピールを行い、実際に多くの医師に使ってもらうための営業活動を目的とした職種などが該当します。

この仕事に就く場合には必ずしも資格が必要というわけではありませんが、確かな知識を持って働いているということがわかるように国家資格の取得をしている人も少なくありません。営業職ですので成果次第では高額の報酬が得られる夢が広がっています。

専門知識をフル活用する仕事としては非常に魅力的な物があると言えるでしょう。

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