森下の万能薬剤師の転職リポート

2023年04月14日

薬剤師でなければできないことのあれこれ

世の中には特定の資格を持っていなければできない仕事というものが存在しています。薬の専門家として求められる仕事もたくさんの種類がありますが、その中には法律によって国家資格を有していることがその仕事をする上で必要な条件とされているものがあります。その仕事に従事したいのであれば、まずは国家資格の取得を目指す必要があります。

国家資格が必要になる業務について

薬剤師の資格を求められる仕事にはいくつかありますが、医療系の分野で専門家として働く場合に必須となるケースがほとんどです。例えば病院に勤める場合や、薬局で医師の処方箋に対応した薬を提供する場合、街中のドラッグストアなどで取り扱う薬のうち国家資格を持っている者が説明しなければ販売できないとされている医薬品などが存在しています。

いずれも人体に直接関わる可能性がある場所で仕事をする場合であると言えるでしょう。一方で製薬会社や研究職などの場合には法定に国家資格を持つことは求められていません。国家資格を持っていることで有利になることはありますが、持っていなければならないということにはならないのです。

国家資格を取得するために必要なこと

国家資格を取得する場合、基本的に養成課程を持つ大学で学ぶしかありません。現在では6年制の薬学部を選択し、実習等を経験して国家試験に挑戦し、合格して初めて資格を取得することができる仕組みになっています。

そのためかなり計画的に準備をしなければ得ることのできない高度な専門資格であると言えるでしょう。大学には現在4年制の学科と6年制の学科が存在していますが、どちらを選んでも薬学についても勉強をすることができます。

しかしながら国家資格の取得を目標とするのは6年制の課程になりますので選択の際に注意が必要です。

国家資格を必要としない業務の実際

国家資格がなくても従事することができる薬の専門知識を必要とする仕事があります。その種類は豊富ですが、代表的なものとしては医薬品営業や研究職などが該当します。

しかしそれらの仕事の場合でも国家資格を持つ人材が豊富にいるのが現実であり、取得しておくことが有利に働くものであると理解しておくと良いでしょう。しかしながら必須ではないという事情から、特に営業職では国家資格を持たない他分野の人材も参入してきています。

しかし専門分野であることには変わりがなく、国家資格を持っていることが優遇、または前提となる場合もあります。研究職の場合、必要がなくても資格を持っているという場合が多いようです。

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