森下の万能薬剤師の転職リポート

2023年04月02日

薬学を学ぶ人物は職業において潰しがきく理由

薬学師など、薬学を学んだ人物がなぜ、職業の選択において潰しがきくのかという点に着目し、記事を書き上げていきます。薬学者は、国家が資格を保証するとともに企業もその資格を保証するため潰しがきく職業だと言われています。どういった方向で潰しがきくのかについて解説をしていきます。

製薬会社からすれば経験豊富な人材ほど欲しい

調剤師など、薬学者と呼ばれる資格を持つ人物がつぶしがきく理由の一つに製薬会社からすれば経験豊富な人材であることを条件に雇用するというものがあります。これは、国家資格を持ち、薬の調合や販売のほか開発が可能という人材であれば、製薬会社からすれば社員としてほしい人材であり、経験豊富な人材であればあるほど欲しい人材だから潰しがきくのです。

逆につぶしがきかなくなる調剤師の方も存在しており、潰しがきかない調剤師の方の多くは経験が不足していて実践に利用できない人物は残念ながら企業から必要とされていない人物になるため潰しがきかない人物になるのです。

年配者であれば経験値がものをいう

薬剤師のお仕事は、年配者であれば経験値がものをいう仕事になるため、経験を積んでいる人物ほど潰しがききます。だから、年配者の方でも薬学者という形で研究員として大学などで就業が可能なのは年配者であるが故経験値があることを条件に大学が講師や研究員として招き入れているからなのです。

ただ、注意点としては、年配者でありながら薬学者という経験値が少ない人物については大学や研究機関は年配者の薬学者を恐らく雇用しないという点です。なぜなら、年配者に求められるのは経験であるため、経験値が少ない人物については大学や研究機関での仕事を任せるにふさわしくないと判断するからです。

よって、年配者であっても薬学者という方向で働き続けることができるのは、年配の方においては企業や大学に研究機関は経験値を年配である薬学者に求め、年配の薬学者はそれにこたえるだけの実績がある場合、雇用に繋がるからです。

免許を持っているだけでは無意味

薬剤師のような薬を調合する資格はつぶしがきくお仕事ですが、免許持っているだけでは無意味であると言えます。なぜなら、実戦を経験したものを企業や大学などの研究機関は優先するからです。

つまり、実践を積んでいない薬学者の資格を持つ人物については企業や大学などの研究機関は雇用について前向きに検討しないのです。薬局などのアルバイトであれば販売者という仕事を任されることはありますが、直接企業に雇用され従業員となることは現在のドラッグストアにおいては稀だと言えます。

なぜなら、ドラッグストアは、現在多数の店舗があり競争率が高く、販売員となる薬学の知識を持つ従業員を正社員という形で永久雇用することが難しくなっているからです。ドラッグストアの閉店や病院と提携している薬局ですら倒産するのが現在の医薬業界になるため、免許を持っているだけでは調剤師などのお仕事は企業との間で永久雇用という形にならないのです。

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