森下の万能薬剤師の転職リポート

2023年03月06日

薬学部の大学は一般の大学とは異なる

薬剤師になる為には必ず入学しなければならないのが薬学部のある大学です。そこで学んで卒業する事が国家試験受験には必須な資格なのですが、大学とは言え一般の大学生活とは大きくイメージとは異なります。そこも踏まえ進学を検討する必要もあります。

薬学部が一般の大学よりも大変だと言われる背景

大学生活は人生の春とも例えられる程に、勉学以外に様々な出会いと経験ができます。しかし大学の薬学部は同じ大学生ですが通う学生の生活は大変です。大変だと言われる背景は、単純に講義と実習が多くてこなす事が大変であると言うものです。

講義で学ぶ科目は生理学や薬学などがあり、1つ1つの難易度はそう越えられないものではないのですが、密度が非常に高い事が特徴です。科目数も多く、その科目を深いところまで学習しますので覚える量も多くなります。

この仕事は将来病院や薬局以外に、研究開発の職に就く方も多いです。臨床の現場でも検証や研究はあるので、それも反映して大学では実習や研究活動でカリキュラムに組み込んでいます。実習では生物学や化学など実験も多く行いますし、2年次からは大学の研究室へ配属されて他の学年や学部生と研鑽する事もあります。レポート作成も都度行うので、学ぶ以外に作成する機会も多いので学習密度は高いです。

大学の授業のコマ数が異常に多い

一般の大学の授業は自分で選択したりして自由度も高く、朝一番の1限目から授業がある事は少ないです。しかし薬学部では1限目から授業は当然ですし、選択する機会はほぼなく受ける授業は必須単位ばかりです。

1年時からその形はできており、特に基礎の座学は1年次で習得するので授業のコマ数は非常に多いです。単位が必修ばかりであり、苦手な分野を作るわけにはいかないので、予習復習が必須な上に授業スピードもはやいです。

大学生活ではサークルに入ったりバイトしたり遊んだりを計画している方は、薬学部の生活は苦しいです。

単位が必修ばかりなので落とすわけにはいかない

薬学部の単位は必修ばかりなので、1つでも落とすと進級する事ができません。一般の大学では再履修したり卒業までに取得できれば良い事も多いですが、その様な事が通用しないのが薬学部です。進級する事が厳しい背景には、その取得すべき単位は国家試験の出題範囲だからです。

高学年になる程に時間はなくなっていきますし、より高度な知識を習得する必要があるので再履修する時間はないのです。

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