森下の万能薬剤師の転職リポート

2021年09月26日

薬の専門家が活躍する職場とそれぞれの働き方の違い

医療では、薬は欠かすことができない大事な存在です。薬を正しく安全に使用するためには、薬についての豊富な知識を持つスタッフが必要です。ここでは、薬の専門家が活躍できる職場や仕事内容、収入などについて書いていきます。

病院ではどのような仕事をするのか

薬の専門家が活躍できる職場も複数ありますが、特に病院は代表的な存在です。病院薬剤師は、調剤薬局やドラッグストアでは取り扱いのない薬も取り扱うことができますし、実際に医療現場で働くことはより多くの知識を得ることにもつながります。

病院では、注射液や点滴も取り扱いますし、化学療法の立ち合いも行います。給与面では、調剤薬局やドラッグストア勤務に比べると低い傾向にありますし、夜勤を求められることもあるので、仕事内容はややハードです。

それでも、薬局では体験できない様々な業務を経験できるのでスキルアップにも役立ちます。体力も必要になりますので、病院へ転職する際は、夜勤が月に何回あるのかを確認しておきましょう。外来の処方箋を取り扱うかどうかも確かめておきたいところです。

製薬会社での勤務内容を確認しよう

薬の専門家がその知識を発揮できる職場には、製薬会社もあげられます。企業で活躍する薬剤師のメリットは、まず調剤薬局や病院勤務よりも年収が良いことがあげられます。病院や薬局ではできない仕事を経験したい人にはもちろん、より多くの収入を得たい人にも向いています。

病院勤務では土曜日や日曜日に休みを取りにくいという悩みもありますが、大手企業は基本的に土日や祝日は休みになっています。仕事だけではなくプライベートも充実できるのもメリットといえます。さらに、福利厚生が良いこと、待遇が良いことも魅力です。

製薬会社では、実際にどんな業務をするのかも知っておきたいところですが、企業では調剤業務はありません。新薬開発に携わる治験コーディネーターや、に研究職、薬の開発など様々な仕事があります。

調剤薬局での働き方をチェックしよう

薬剤師が活躍する職場では、調剤薬局も良く知られた存在です。その仕事内容は医師が用意した処方箋を確認し、それぞれの患者に必要な薬を用意します。そして、薬の正しい使い方や効果、副作用などについても説明します。

調剤薬局で働くメリットは残業が少ないことがあげられます。多くの調剤薬局は夕方までの営業というところが多く、大幅な残業を求められることはそれほど多くありません。土日が休みという職場も多く、プライベートを充実させやすいのもメリットです。

ドラッグストアとどちらで働くのかでも悩む人はいますが、調剤併設型のドラッグストアなら、調剤薬局とドラッグストアの両方の仕事を経験することができます。処方薬だけではなく、衛生用品や化粧品などの知識をつけたい人にも向いています。

接客のスキルが身につくのも、こうした職場で働くメリットです。

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