2021年09月21日
薬剤師として仕事をするためには、薬学部を卒業し、国家試験に合格して資格を取得します。資格を取得すると、病院や調剤薬局だけではなく、ドラッグストアや製薬会社など、様々な場所で活躍できます。そのため、就職先や転職先を選ぶときに選択肢の幅が大きく広がるメリットが期待できます。ちなみに、国家試験は一年に一回行われています。
国家試験に合格したら、厚生労働省が定めている薬剤師名簿に登録し、免許証が交付されたら業務を行えるようになります。病院や調剤薬局、ドラッグストアの他にも、製薬会社など活躍できる場所がたくさんあるため、ライフスタイルや条件に合わせて職場を選んで働くことができます。
中でも国家試験に合格した後、最初に選ばれる勤務先として人気が高いと言われているのが調剤薬局です。調剤薬局での主な業務は、調剤業務と服薬指導、薬歴管理の三つです。まず、処方箋に記されている内容が正しいかを確認し、誤りのないように調剤するのが調剤業務です。
複数の薬を処方するときは、相互作用に関することを確認するだけではなく、医師の指示があったときは、一包化といって、服用する時間毎に薬をまとめることもあります。
調剤薬局での業務の中で、もう一つ重要なのが服薬指導という業務です。服薬指導は患者に処方した薬を手渡すときに服用方法と効能について詳しく説明する仕事です。
処方した薬の薬効をはじめとして、副作用に関することや、注意しなければいけない飲み合わせや食べ合わせを説明するのが基本です。もちろん、患者から薬に関する質問を受けたら、その都度わかりやすく丁寧に答えていきます。
患者とコミュニケーションを取ることで、患者が抱える不安な気持ちを解消してあげることもできるため、服薬指導は重要な業務の一つになっています。
さらに、薬歴管理も調剤薬局で働くときの大切な業務の一つです。薬歴管理というのは、患者の服用履歴を管理することを言います。薬歴は最終の記入日から起算して三年間保存することが定められているため、正しく記録を残すことが重要になります。
また、薬歴は次に患者が来店したときにも役立つ重要な資料になることも頭に入れておくとよいでしょう。調剤薬局の求人情報は全国各地にたくさんあり、インターネットでも手軽に探すことが可能です。特に、薬剤師の求人に特化しているWEBサイトを活用すれば、24時間いつでも求人が探せるので活用してみましょう。