森下の万能薬剤師の転職リポート

2021年08月05日

製薬会社で働く上でのメリットとデメリット

近年、就職先として注目度が高いのが製薬会社です。一般的な調剤の仕事と比べてどのような点に違いがあるのでしょうか。そこで、製薬会社で働く上でのメリットとデメリットをわかりやすく解説していくことにしましょう。

調剤以外の仕事でキャリアアップを考える

薬剤師と言えば調剤の仕事をイメージする人が多いかもしれませんが、製薬会社に就職すると主に調剤以外の仕事をすることになります。例えば、製薬会社の研究室に配属になると、そこでは研究に没頭することができます。

主に大学院で研究に従事していた人が、キャリアの延長線として製薬会社の研究室で働くことを考える人がほとんどであると言われています。では、なぜ製薬会社の研究室への配属を希望する人が多いのかと言えば、やはりキャリア志向の強い働き方ができるという点が魅力的なためです。

調剤というのも重要な仕事ではあるものの、毎日のルーティーンのように仕事をするよりは、新しいことを発見したり、新しいことにチャレンジできるのが製薬会社で働く上でのメリットと言えるでしょう。

基本的に待遇がよく年収が高いのが魅力

製薬会社で働く上でのメリットは、その他に待遇が良くて年収が高いという点が挙げられます。特に、大手製薬会社の場合、研究開発のポストでも700万円以上の年収を期待できます。さらに、薬剤専門の営業職であるMRともなると始めから1000万円以上の年収が期待できるため、タフな仕事であっても高い年収を得られる製薬会社への就職希望者が多いのも頷けます。

実際、MRは薬剤師の資格が必要なため、一般的な営業職とは差別化されます。さらに、大手製薬会社であれば企業としての安定感もあり、将来を見据えて働けるのが最大のメリットと言えます。

出張や転勤の機会が多いのがデメリット

ただし、大手製薬会社で働くとなると、転勤や出張が多くなります。製薬会社は全国各地に事業所をおいているため、ショートスパンで転勤を繰り返すことになります。

また、MRの仕事に就くと出張が増えるというのも人によってはデメリットになるかもしれません。そのため、転勤や出張の多い製薬会社は、地元密着で働くことを考えている人にとっては、理想的な職場とは言えないかもしれません。

地元で転勤も殆どない環境で働きたいのであれば、調剤薬局などの調剤がメインの薬剤師の仕事を模索するほうが目的に見合った働き方が可能です。

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