森下の万能薬剤師の転職リポート

2021年07月25日

様々なところで活躍する医薬品を取り扱う仕事

病気やケガなどでお世話になる医薬品、それを扱うエキスパートが薬剤師です。ただ、一般の人々からすると、医薬品を取り扱うことは知ってても、一体どのような仕事をしているのか知らない人は決して少なくはありません。ここでは、この資格を取ることでどのような場所で具体的な仕事ができるのかを触れていきます。

調剤薬局で処方箋のある医薬品を取り扱う

一番身近な薬剤師というと調剤薬局はドラッグストアで働いている人で、誰もが一度はお世話になったはずです。ただし、2つは全く同じ業務と言うわけではありません。調剤薬局では医師の処方箋に基づいて調剤や服薬指導を行い、他にも一般医薬品の販売や管理なども請け負うこともあります。

これは処方箋のいる医薬品には副作用の強いものなので、利用者が安全に使用できるようにするために必要です。

一般用医薬品を扱うドラッグストア

一方、ドラッグストアでは処方箋が必要としない一般用医薬品全般を扱うこととなります。一般用医療薬品の管理・販売、さらにはお客様への相談対応がメインとなります。

つまり、調剤薬局とドラッグストアの大きな違いは、処方箋の必要な医薬品を取り扱うことができるか否かということです。ただ、ドラッグストアによっては併用して販売している商品の接客や精算など店舗運営業務を行うことも少なくありません。

近年ではドラッグストアの出店数が増えているため、この業界でのニーズが高まっており、多くの求人募集が出されています。

知られてないところでも働いている

他にも病院でも働いていることが多いですが、どちらかといえば裏方に回っているため、一般の人々には馴染みがないかもしれません。入院患者の服用指導で接することがあるかもしれませんが、それ以外にも、医療用医薬品の管理や医師への医薬品指導など多岐にわたってかつやくしています。

また、製薬メーカーで新薬開発に携わることもあり、治験のデータや安全性の管理をしたり、またMR(医薬品情報担当者)として病院や研究所、薬局などを回って医療用医薬品の情報提供を行います。一番馴染みの薄いのは行政機関で務めている人かもしれません。

県や市の行政機関に対して医薬品だけでなく麻薬や覚せい剤の行政指導を行うこともあり、学校などに赴いてタバコや違法薬物に対する啓発活動を行うこともあります。このように、意外と知られてないところで働く薬剤師も数多くいます。

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