森下の万能薬剤師の転職リポート

2021年07月06日

国家資格を持ち薬を取り扱う専門家

薬剤師は文字通り薬を取り扱う専門家で、日本では国家資格を取得すると名乗ることができます。では具体的にどのようなことをするのか、資格を取得するためにはどのようなルートを辿るのかといった情報を確認してみましょう。

数多くの薬を扱うことができる専門家

病気の症状を緩和したり、健康をサポートするために使用される薬は、正しい効果を発揮させるために量や使用方法を守る必要があります。もし、扱い方を間違えると効果が発揮できないだけではなく、身体に悪影響を及ぼしかねません。

したがって、誰でも取り扱って良いというわけではないです。また、種類が数多くある上に、複数の成分を混ぜ合わせて調剤することも珍しくはありません。そんな薬に関する知識を持っていたり、調剤をすることができる専門家が薬剤師です。

正しい手順を踏んだ上で、国家試験に合格した人だけがそう名乗ることができます。

色々な場所で活躍することができる

働く場所として多いのは病院や薬局で、医師の処方箋に応じた内容の薬を患者のために調剤します。薬局で販売している薬には説明責任が必要なものもありますが、その説明も仕事の内です。その他にも薬が正しく効いているかどうかを確認したり、相談に乗ったりすることもあります。

また、薬は医師でも扱うことができますが、専門外の場合は知識が不足するということは珍しくありません。そんな時に、薬分野の専門家としてのサポートを行うこともあります。さらに、行政に携わって薬に関するルールに問題がないかを確認したり、学校のプールで水質検査を行ったり、製薬会社で薬を作るために知識を発揮したりするなど、活躍できる場面は幅広いです。

一般的に接する機会があるのは、病院あるいは薬局くらいだという人がほとんどでしょう。けれど表には出ていないだけで、数多くの現場で必要とされています。

6年制大学で学んだ後に試験を受けるのが一般的

日本では薬剤師は国家資格となっていて、国家試験に合格することで名乗れるようになります。一般的には高校卒業後に薬学部が設けられた6年制の大学へと進学し、国家試験へと臨みます。

現代では6年制の大学に通うことがほぼ必須となり、4年制の大学薬学に近い分野を学んでいた人でも、改めて6年間学び直す必要があります。そんな国家資格の中には、他の薬に関する資格も含まれています。毒物や食品に関する一部の資格であれば、試験や講習を受けることなく同等のものとみなされます。

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