森下の万能薬剤師の転職リポート

2021年06月05日

訪問して患者に投薬などのアドバイスをする

訪問医療が多くの人に受け入れられるようになりましたが、訪問看護師・訪問介護士の他に、訪問薬剤師という職業があることを知っていましたか。超高齢化社会と呼ばれる現代に置いて、将来の医療を支える役割が期待されているといいます。具体的にどんな仕事なのでしょうか。

ただ訪問するだけが役割ではない

基本的に患者の家に訪問し、医師からの処方箋に従って薬を届けます。また、今まで飲んでいる薬の状況や、今飲んでいる薬の状況などもチェックし、処方箋で出された薬がどんな薬なのか、副作用やどういった飲み方をするのかを説明する仕事です。

飲み忘れや飲み間違いを防ぐために1堤ずつにすることや、お薬カレンダーにセットすることも選択肢の一つとなります。訪問している時には患者だけではなく家族からも薬をきちんと飲んでいるのか、副作用は出ていないか、体調に変化はあったかなどを確認し、その結果を医師などに報告する役割です。

なお、副作用などが出ている場合、薬の種類を買える為に医師に提案することも役目となっています。薬の種類や副作用、飲み合わせなどを詳しくチェックすることが最も重要です。

医療機関との連携や随行を行うこと

医療機関や介護士たちとの連携を行うのも仕事の一つです。患者の症状を詳しく確認してから医療機関に報告し、シェアすることが重要な仕事の一つとなります。例えば、薬を飲んでいる時にむくみやすくなったということや、排泄物の状態、更に脱水症状などを確認し、それらを医師や介護士・ケアマネージャーなどと情報共有し、薬を適切に飲めるようにすることも一つのポイントです。

医療機関・介護士などと連携することでより一層患者の正確な状態を把握し、安心して治療を行えるようにすることができます。万が一患者が認知症などの場合、薬の飲み忘れ等も懸念される為、介護士と相談して適切な時間に薬を飲めるようにするなど、話し合う事も必要です。

更に医師の診察に立ち会い、診断から最適な薬剤を調剤することなども仕事となります。

訪問医療に携わる形となることから

一般的にまだ訪問薬剤師を取り扱っている医療機関は多くありません。しかし、今後は地域医療に関する考え方が大きく変化していく可能性は高い為、訪問医療が増加するといいます。

なお、調剤薬局でもまだ訪問医療と連携しているところは少ないですが、今後も増える可能性が期待されているのも事実です。医療機関だけではなく、調剤薬局と連携し、より多くの在宅患者を救えるようにすることが必要となります。

今後法律などによって支援する可能性が広がることにより、新たな形で人を救えるようになる可能性は高いです。

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