森下の万能薬剤師の転職リポート

2021年05月29日

魅力あふれる理系女子の花形職業

世代を超えて、特に女性にとっては理知的な安定した専門職・国家資格として定評のある国家資格ですが、近年の理系女子リケジョにとっても大変、魅力ある選択肢の一つとなっています。その専門性の高さから今や6年間となった大学生活は大変なものの、苦労が報われる、やりがいのある職業です。

なにせ資格を得るまでが大変だけれど

大学の薬学部で6年間みっちり学び、国家試験に合格している、薬に関するスペシャリストです。私たちは一般に大学で教職課程を取ったか取らなかったかなどと話題にしますが、それに当たるのが「薬剤師養成課程」です。

国家試験を受験するのに卒業は必須ですし、学科試験も多岐にわたり、試験問題もボリュームがありハードなものとなりますが、平均年収が高いのでレベルは高いものの根強い人気の職業です。医療と薬は切り離せないものであり、今後ますますの将来性も見込まれています。

「苦あれば楽あり」ではありませんが、長い人生のその後において大変、有意義な資格です。

働き方も色々で楽しく、親しみのあるエキスパート

最近では「かかりつけ薬剤師」や、「かかりつけ薬局」という言葉も、よく耳にするくらいポピュラーになってきました。ドラッグストアや調剤薬局・病院薬剤部などで見ることが多いですが、製薬会社という働き場所もあります。

診療所や公務員として働く者もいて、保健所でも活躍するなど多種多様でバラエティーに富んだ責任ある専門職です。高齢化に伴い近年では在宅医療現場でのニーズも高まっています。また種類や仕事内容も様々で、保険薬局の保険・クリニックや病院など医療現場の臨床・漢方薬を扱う漢方の種類があります。

仕事内容も、薬歴を見ながら服薬指導をしたり、調剤をしたりします。薬の飲み合わせや分量は間違ったら大変なことにもつながりますし、常にクールで冴えた頭脳と専門知識が必要な責任重大な仕事ではあります。確かに、そのように、これまでは処方箋に従って調剤だけをしていればよかったようなイメージがありますが、患者さんの声に耳を傾けて薬学の知識をもとに相談にのったり、アドバイスしたりといったコミュニケーション対応も昨今では重要なものとなってきています。特に高齢者の方々は、まだまだ情報弱者でインターネットなどにも不慣れなため、対面での接客がありがたいと感謝されています。

安心・安定でバリエーション豊富な働き方

女性が多いことからもわかるように格別に体力を必要とするものではなく長く就業することが可能で、実際に60代や70代でも数多く働いているというデーターがあります。

今後さらなる急速な少子高齢化社会が進む日本において薬剤師の、その傾向も更に顕著になっていくものとみられています。また若い頃には出産や子育てで一時お休みすることが可能だったり、まだ子供が小さいうちは近所の薬局で短時間働くなど、ライフプランに合わせられるのも女性に人気の一因となっています。

需要が高い職業なので、正社員だけでなく派遣でもパートでも、働く場所も形態もわりと自由に選択できるのが魅力です。

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