2021年04月05日
大型のドラッグストアが郊外に誕生したことを機に、薬剤関係の求人募集をすることが多いです。薬剤師が勤務するとき、ドラッグストアで働くメリット・デメリットはあるのでしょうか。また、働くうえでどれくらいの給料をもらえるのか知っておくことで、募集に応募するかどうかを決めることができます。
最も大きなメリットといえるのは、調剤だけではなく、販売している市販薬や介護用品など多彩な商品に詳しくなることだといいます。市販薬の場合、調剤よりも手軽に手に入るけれど、どのような効果があるのか調べないと分からないという人も少なくありません。
お客さんに質問される可能性があるため調べることによって、通常よりもはるかに知識を得ることが可能となります。知識を得ることによって処方箋を持っていない人にも安心して利用してもらうことができます。また、直接来た人とやり取りをして市販薬を勧めるか医者にかかることを勧めるのも、メリットと感じる人が多いです。
ある程度自分自身の判断で健康に対して配慮できるため、様々な体調不良に対処できるのもメリットといえます。
多くの人が感じるデメリットとして挙げているのが、休日出勤や夜勤があることです。ドラッグストアは夜間まで営業しているところが大変多い為、薬剤師も夜勤をしなければならないことがあります。特に地方の場合はある程度遅くまで勤めている人が少なくありません。
また、土日出勤は当たり前で平日休みとなっているところもあるといいます。オープンしたばかりの場合は店舗内のシフトが不規則となる事も多いため、休日が不定休になっている場合も少なくありません。
それ以外のデメリットとしては残業が多いことをあげる人が多くいます。残業をたくさんして収入を増やしたいと考えている場合は問題ありませんが、家族と過ごす時間を大切にしている人にとっては苦痛となる可能性もあります。
年齢や性別・勤続年数・勤務する先によって年収は大幅に異なりますが、基本的には400万円台後半から700万円台が平均的な年収とされています。勤続年数が長ければ長いほど年収は高くなる傾向があるところや、年齢に応じて年収が異なるところもあるため、職場ごとに確認をしたほうがいいでしょう。
大手のドラッグストアの場合は非常に高額とされており、年収が高いことも事実です。また、地方でも高額の年収を提示しているところが多い為、地域差はそれほど大きくないといいます。ただし年収が低いところもあるため、都市・地方といった区分けではなく単純に店舗ごとの違いといったほうがいいでしょう。