森下の万能薬剤師の転職リポート

2021年02月06日

薬をきちんと管理し適切なものを患者さんに提供する

病院での薬剤師は通常の調剤に加え、入院患者にも調剤を行います。街にある病院は急性期型病院に分類されます。容態の悪い患者さんだけでなく、通院している患者さんとも日々多く関わります。中には療養型病院に勤める薬剤師もいます。

一般的な病院は急性期型病院です

薬剤師の職場となる病院もタイプによって異なってきます。大きく分けると「急性期型病院」と「療養型病院」の2つになります。急性期型病院は日常生活で利用する身近な病院になります。具合が悪くなった患者さんの診察を行い適切な治療を施すのが急性期型病院の特徴です。

急に症状が悪くなった人だけを受け入れるわけではありません。街にある一般的な病院や入院施設がある病院も急性期型病院にあたります。容態が急変する患者さんもいるので、どのようなケースにも臨機応変に対応していかないといけません。

難しい仕事ですがやりがいも大きく、患者さんの回復に直接関われるといっていいでしょう。療養型病院は一般の人がイメージとして浮かぶ病院とは少々異なります。病状が落ち着いた人が長期間入院することを想定した施設です。

高齢者が多い傾向にあり、容体急変などの慌ただしい業務は少ないです。いわば長期間患者さんに寄り添って長期的にサポートしていくといえるでしょう。現在、療養型病院は少なくなりつつあります。長期的に利用する患者さんが多いですが、医療的ケアを必要としない人も利用しているケースがあるためです。療養型病院への就職を考えているなら、将来的に再編内容も意識しておくべきです。

たくさんある薬を常にきちんと管理する

調剤業務は病院でも行われています。医師の処方箋を元に調剤する外来調剤、入院患者に対する入院調剤があります。特に入院調剤は病院ならではの仕事といえます。服薬指導も患者さんへ家族に向けて行います。効果の高い薬でもタイミングと組み合わせが正しくなければちゃんとした効果を得ることができません。

リスクのことも考えると正しく服薬する必要があります。薬の働きと注意点を詳しく説明することは患者さんのためにとても大切な仕事です。中には誤って服薬すると危険な薬品もたくさんあります。

薬品が適切に使用されるように管理する業務も行います。在庫数の管理や品質管理のための温度や湿度調整も行います。法に則した管理をする必要がある薬も存在するので、紛失しないよう責任を持って管理します。

患者さんとのコミュニケーションも大事

病院で活躍するためには医師や看護師との連携が欠かせません。チームとしての意識を持ち、コミュニケーション能力がいります。また、患者さんや家族とのやり取りもあるので分かりやすい説明や悩みを聞く力が求められます。

容体が急変する方もいるので、臨機応変な対応をとりましょう。診療科の薬に関しての詳しい知識だけでなく、対人スキルや高いモチベーションを保って仕事を続ける必要性があります。

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