森下の万能薬剤師の転職リポート

2020年12月28日

薬剤師とはどの様な職業で業務内容は何

医療職はその責任の重さからほぼ全てが国家資格です。薬剤師もその1つで薬の専門家として命に関わる仕事をしています。服薬指導など一般にも馴染みのある仕事内容ですが、実際はどの様な仕事をする職業なのでしょうか。

薬が患者に届くまでの全ての事に関与している

医師より処方されたりドラッグストアなどで購入する事で手に入る薬は、手元に届くまであらゆる機関が関わっています。製薬会社などで研究開発し承認され、製造し流通開始して病院や薬局、ドラッグストアに届けられて患者の手に届きます。

その薬が手元に入るまでの全ての事に薬剤師は関わっています。国家資格であり、取得後は病院勤務や薬局に就職する事が多いです。しかし薬に関わる全ての事が業務なので、研究や開発などの機関や製造会社でも活躍しています。

一般的には病院や薬局で働いているイメージが強いですが、全体で言うと6割ほどの方がその領域で働いており、4割ほどが他の領域で仕事をしています。

業務内容は働く場所によって異なる

業務内容は病院や薬局では医師の指示の基に調剤し、患者に服薬指導を行う事が主になっています。一般の方が抱いているイメージ通りの業務内容は、病院や薬局に働いている場合が多いです。薬に関する様々な事に関わっているので、病院や薬局以外でも活躍しています。

製薬会社で働いている場合は研究や開発に携わり、部署によっては営業を行っている方も多いです。医薬品メーカーでは営業や在庫管理に治験コーディネーターとして働いている方もいます。医療職は専門的な仕事ですが、働く場所によっては営業など一般企業と同じ仕事もする事になります。

行政機関でも数は少ないですがニーズがあり、公務員として働いている方もいます。代表的なのが保健所であり、医薬品販売店舗の監査や指導及び公衆衛生に関わる業務を行っています。また刑務所でも薬物中毒の方の指導などをしたり、麻薬取締官としての募集もあります。この様にこの資格1つで多くの場所から求められ、就職先で困る事はありません。

珍しいが学校でも設置義務がある

幼稚園や小学校、高校など多くの方が歩んできた場所にはいなかったでしょう。普段会っていないだけで基本的に大学以外の学校には有資格者を置く事が日本の法律で決まっています。学校では環境衛生が重要であり、保健指導やプールの水質検査を行っているのが有資格者です。

毎日仕事があるわけではないので外部から必要時に来ると言う形です。その為普段は病院などで勤務している方が兼務している形になります。

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