2020年12月15日
薬学の知識を活かして働くことが出来る薬剤師の仕事は、一般企業である製薬会社から大きな病院、研究所まで幅広い場面で活躍をすることが出来ます。専門知識が必要とされる仕事であることから、この仕事に従事するためには、専門の大学を卒業し、国家試験に合格をすることが必要となります。また、日々、新しい薬が開発されて、広く普及していくことから、最新の情報等も常に勉強をしていくことが必要となります。一般の人には理解が難しい薬についての専門知識を持っているので、多くの人に役立つことが出来る仕事となります。
薬剤師となるためには、大学の薬学部を卒業することが必要となりますが、多くの薬学部が難易度が非常に高いことから、入学するまでにもかなりの努力が必要となります。また、一般の大学と比べると年間あたりの学費が高いことが多いので、入学後の経済的な負担もかなり大きくなってしまいます。
毎年の学費が高いだけではなく、薬学部は6年間通学をすることが必要となるので、その分学費の支払い総額もかなり大きくなってしまうでしょう。経済的に余裕がある家庭であれば、学費を捻出してもらうことが出来ますが、経済的に苦しい家庭の場合には、奨学金等を利用することが必要であり、卒業後の返済負担も大きくなってしまうでしょう。
国家資格に無事に合格することができれば、きちんと就職をすることが出来ますが、国家試験に不合格となってしまった場合には、内定を保留されたり、取り消されたりしてしまうことがあるので、試験へのプレッシャーはかなり大きいです。
合格率は高いですが、専門的な知識を十分に身につけている薬学部の学生が受検者となるので、合格を手に入れるためには、しっかりと勉強をしておくことが求められます。無事に国家試験に合格をすることができれば、専門家として働くことが出来るようになりますが、合格後も日々勉強を続けることが求められるでしょう。
主な就職先としては、ドラッグストアや調剤薬局、大学の研究所など幅広いものがありますが、それぞれ求められるスキルが異なってきます。研究が大好きな人の場合には、大学の研究所や製薬会社の開発部門などの就職をすると自分のスキルを活かしてやりがいをもって働き続けることが出来ます。
一般の人と関わっていきたいという人の場合には、ドラッグストアや調剤薬局に勤めると、直接人の役に立つことが実感できます。就職後に資格を持っていれば転職をすることもできるので、働きながら自分らしさを出すことが出来る職場を探していくこともできます。