森下の万能薬剤師の転職リポート

2020年11月29日

薬に関するプロフェッショナルの仕事

調子が悪くなったときなどに薬を利用しますが、できるだけ安全に服用するためにも、まずは慎重に利用することが重要になってきます。そこで、安全に薬を服用できるようにお手伝いしてくれる仕事として知られているのが薬剤師です。では、実際には薬局で薬を渡してくれる以外に、どのような役割を担っている仕事なのでしょうか。

国家試験に合格した人だけがなれる

仕事に就く場合、全く資格が必要ないものもあれば、あったほうが良いもの、なければならないものなどさまざまです。薬剤師の仕事に関しては、まずは国家試験に合格して免許を取得しておかなければその仕事で働くことができません。

資格を取得するためには主に2つの方法があり、その一つが6年生の薬学部、学科を卒業することで、もう一つが4年生学部、学科で卒業後に大学院で単位を習得する方法です。ただ、これは2017年までの入学者に対する措置であり、2018年4月以降に入学した人に対してはこの措置は適用されることはなく、6年制で学び直さなければならないことになっています。

試験の合格率は年度によっても大きく違っており、大体60%から80%となっています

働く場所で違ってくる仕事の内容

この資格を持っていると、いろいろなところで働くことができるようになり、薬の分野で活躍することも決して夢ではありません。ただ仕事内容自体はどこで働くかによっても大きく違っており、どこでも同じ内容で働けるわけではないことを知っておく必要があります。

基本的によく知られている職場の一つが調剤薬局ですが、こちらでは医師の処方箋に基づいて調剤する業務と、服薬指導の業務が主なものとなっています。また、薬歴を管理したり、処方箋を見て気になる点を医師に問い合わせるのもその仕事内容です。

またドラッグストアで働く人も多くいますが、この場合や調剤薬局と同じように薬の準備をするだけでなく、薬の説明、レジ打ち、接客、棚卸しなどの業務もおこなうケースが多々あります。それ以外では病院で働いたり、製薬会社で働いたり、さらに一般企業や行政機関でも働くことができ、それぞれのところにあっている仕事内容になっています。

これからのグローバル化が進んでいく社会での仕事

現在、日本国内で薬剤師として仕事をする場合は、それほど英語がペラペラに話せなければならないということはありません。だから、最低限のことが理解できる程度の語学力だったとしても決して問題はなく、スムーズに仕事を進めていくことも十分可能です。

しかしこれからの社会を見てみると、グローバル化がどんどん進んでいき、日本国内で過ごす外国人の人数もどんどん増えていくことが予想されています。さらに外国人観光客なども多く訪れる可能性が十分あることを考えられるため、現在はあまり英語が必要のない職場であったとしても、今後はある程度の英語が必要となる可能性は十分あります。

アーカイブ