森下の万能薬剤師の転職リポート

2020年11月21日

薬剤のスペシャリストだから服薬を続けさせる

薬剤の知識をしっかり持っているスペシャリストだからこそ、患者さんの知識の浅さに対しても支援をします。少しでも身体に負担をかけないように、服薬指導を担うだけでなく、薬についての判断は医師よりも本来ならば、できるスペシャリストになるようです。

服薬指導をするのは薬剤業務をする者だけ

薬剤の知識を持つからこそ、内科や外科などで頼りにされたり、一般的にはドラッグストアや調剤薬局などでもお世話になるのが薬剤師にあたる薬のスペシャリストです。薬剤に精通する医療機関などなら、求人も募集されています。

また、専門知識を持つからこそ、医師と二人三脚で患者さんの支援を担います。例えば、副作用のリスクについて、患者さんと対等に話せるのは医師ではなく、薬剤師になります。

こうした副作用があること、それに対してどうすればいいのか、そうした疑問質問に応えてくれます。調剤薬局でも、薬を処方される際に必ず、すべての種類に目を通して、1つ1つ手にとって認識させて処方箋の中に入れて、という確認作業を入念にされると思います。

これは、患者さんが独断で薬について安易な考え方をしてしまうため、注意を怠らないための服薬指導になります。

判断は自己判断ではできない理由がある

だいぶよくなってきたから、薬を飲むのを止めてしまう患者さんがいます。症状が改善したからといって、自分の判断で薬の量や飲むペースを変えると、慢性化したり、離脱症状や再発が起こりやすくなったりします。そうした言葉も必ず、薬剤の知識を持つスペシャリストから伝えられます。

『これを朝と晩、食後に1錠飲んでくださいね、すぐに善くなりますよ』、というメリットだけを伝えないようにしているのは、薬による判断は医師あるいは調剤業務も担う薬剤のスペシャリストだけだからです。

見極める目利きがあるスペシャリスト

治療は医師と二人三脚で行うイメージが根付いていますが、その支援は薬剤免許を取得しているスペシャリストの賜物です。ちなみに、治療の段階によって処方される薬の内容も様変わりしますから、その都度、服薬指導を受けます。

まだ、症状が続いている急性期には、薬の効果と副作用を見ながら、徐々に薬の量を増やすことになり、その身体への負担を見極めるのは薬剤免許を持つ者だけです。そして、完治できる薬の最大限の効果が得られ、症状が消え、気分が安定して維持期に入ります。

こうした段階になるまでの間、しっかり患者さんとのコミュニケーションが図れるのも、地域に根付くかかりつけの調剤薬局などかもしれません。

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