森下の万能薬剤師の転職リポート

2020年11月03日

平均年収は高い傾向にあるというが本当か

薬剤師は国家資格であるため、安定した収入を得られやすいと考えている人が多いです。具体的にどれくらいの年収があるのか、職場によって費用は異なるのかを理解しておくと、更に就職活動に役立つでしょう。基本的な年給だけではなく、地域ごとの年収も把握しておくことが必要です。

男性より女性の方が平均年収は高い

全ての年代の薬剤師の年収の平均値は、2019年の場合560万円前後とされています。そのうち男性は600万円、女性は530万円前後です。男性よりも女性の方が年収が低い理由の一つとして、女性は育児や出産、介護に携わる機会が多いからと考えられています。

なお、年々平均年収はアップしており、働く地域や職場によって異なりますが、おおむね世間一般的なイメージである高収入といった部分は間違っていないといえるでしょう。また、安定した収入を稼ぐことができるというのも事実であり、正社員だけではなく契約社員やアルバイトまで含めると、多数の人が働けば働くほど高収入になる傾向が強いと考えられています。

一番平均年収が高いのは製薬会社

資格を持っている人が働ける職場の中で最も年収が高いのは、製薬会社です。平均年収が600万円から1千万円までとなっており、非常に高い年収であることがわかります。

次に高い年収を誇るのはドラッグストアで、平均年収は500万円から800万円前後です。調剤薬局は350万円から650万円、病院内の薬局の場合は300万円から600万円の間とされており、それぞれ安定しているけれど年収はそこまで高くはないとわかります。

なお、製薬会社の中でも研究職や開発職など、職種によっても多少年収は異なりますので、確認しておくことが必要です。さらに、出世しているかどうかによっても年収は大きく異なる為、初年度と平均年収には大きな違いがあることを理解しておくことが重要です。

最も年収が高いとされる地域とは

多くの場合、年収が高いのは都市圏よりも地方です。地方によっては万年人手不足となっているところもあるといわれています。そのため、都市圏よりも離れた地域の方が年収が高く、物価が安いため貯金しやすいといったメリットが大きいです。

なお、都道府県別で最も年収が高いとされているのは、栃木県だといいます。栃木・広島・三重といった地域ごとに年収の高い傾向が続いており、平均年収が600万円を超えている為、ほかよりも抜きんでて高い地域といえるでしょう。

東京や大阪などは全国平均よりも年収の低い地域が多く、高い年収で働きたいと考えている人がいるなら、住む地域を変えるか、勤務する地域を変えることで良い結果につながる可能性が高いです。

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